バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃透視を、みんなで盛り上げていきたい

2008年12月04日 | 胃X線を受診される方へ


胃透視は誰が撮影しても、同じような写真が撮れるわけではありません。
同じX線と言っても胸部X線に比べて、再現性の低い検査です。
これが撮影者間の技術格差に繋がっています。
昨日、胃の講習会に参加してきましたが、胃透視の撮影技術を向上させるためには、熱意と執念が必要であると教えられました。
撮影者が、絶対に胃がんを見つけるのだという強い気持ちが、撮影技術の向上、そして読影能力の向上に結び付くのです。


講習会では、新・胃X線撮影法に準じていない施設もあることがわかりました。腹臥位の撮影では、圧迫用の布団を用いていないと言います。とても前壁撮影とは思えない写真でした。精度格差には相当な開きがあると知らされました。

どこの施設でも、誰が撮影しても、同じような精度。
この理想に少しでも近づく努力をしていかなければならないと強く感じた講習会でした。

一人だけ技術に抜きんでいても、意味をなしません。この技術を、他の人にも継承していく必要があります。
近々、地元で初心者向けの勉強会や症例検討会を開設する予定です。もちろん私自身もその勉強会で多くのことを学んでいきたいと思います。
技師みんなで力をつけて、胃透視を盛り上げていきたいと考えております。


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