バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃X線検査の見学

2016年01月17日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
今日はとある施設の方々が胃X線検査の見学に来られました。
数ヶ月程度、胃X線検査に従事しているようで、悩みは前壁撮影のようです。
前壁撮影には私も悩んでいますが、前壁撮影のコツを考えてみたいと思います。
前壁撮影では
1.胃内の空気量
2.圧迫枕の位置
3.圧迫枕の厚み
が重要となってきます。
1の胃内の空気量は序盤の後壁で体部大わんがしぼんでくるようなら、発泡剤を追加し空気量は多めにする必要があります。
2の圧迫枕の位置はみぞおちあたりです。牛角胃には体部小わんを目安にし、曝状胃にはやや上め、こう状胃にはやや下めです。あくまで目安なので実際には透視で確認しながら、胃が矯正される位置を確認します。
最後の3の圧迫枕の厚みですが、こう状胃には1~2cm程度、牛角胃や曝状胃には5~10cm程度の厚みです。
体部小わんから胃角部小わんあたりが枕によってつぶされ、胃の前後壁がくっついてしまいそうなくらいが良い厚みと考えます。
圧迫枕の素材はタオルです。タオルを丸めて使用しています。
圧迫枕を敷く際には受診者が痛くないかどうかを確認しながら検査を進めていきましょう。
早期発見めざして。すきくぴでした。

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