私たちは、日常的に様々な出来事に出会います。そして、その時々に様々な感情が湧き上がります。心地よい時には、あまりストレスを感じることはありませんが、居心地が悪ければ、不満を感じたり、イライラしたり、悩んだり、苦しんだり、あまり好ましくない感情が湧き上がってくることがあると思います。
この好ましくない感情と好ましい感情との違いは、何でしょう。
実は、感情が湧き上がるには、刺激が必要です。他からの刺激を受け取った時に、自分にとってよい悪いと判断し、感情を湧き上がらせます。
この時のよい悪いの判断は、長年培ってきた自分の価値観になります。
この価値観が出来事のよい悪いを判断し、その判断を感情を通して、自分にとって安全安心につながるか、否かを教えてくれているということになります。
同じ出来事でも、人によって感じ方が違うのは、それまでの体験の違いによって生まれた価値観の違いによるものです。
そして、脳は、安心安全でいたいので、常にその状態が保たれるように、安全安心な状態が長く続くように働きます。
できる限り変化せず、同じ事の繰り返しになるように働きます。そのため、慣れ親しんだ居心地のよい場にいると守る必要がないので、危険を察知させるような信号は現れてきません。
好ましい感情に自然と時間が流れ、自分の価値観を発見することはなかなかできません。ところが、逆に好ましくない状況の中では、無意識が危険を察知し、嫌な感情を湧き上がらせ知らせてくれます。
私たちは、嫌な感情であれば、嫌な感情と共にいるためにそれが、無意識の仕業だとは気付かず、その感情に動かされてしまいます。
感情をうまくコントロールできる人は、その感情と自分とを分けることができます。
ということは、「苦しい」や「辛い」などの感情が湧き上がった時に、
逃げ出したくなるこの私には、どんな価値観があるのだろう。
辛い気持ちになるこの私には、どんな価値観があるのだろう。
苦しい気持ちになるの私には、どんな価値観があるのだろう。
などと、感情に流されずにその感情を冷静に眺める自分を作ることが、この感情をうまくコントロールできる自分を作り出す第一歩になります。
嫌な感情が湧き上がった時に、相手を避けたり、相手を批難したりすることは、嫌な感情から逃げたことになります。これをしていると問題が先送りされているため、同じような状況に出会うとまた嫌な感情が湧きあがあってきます。
嫌な感情が湧き上がった時、嫌な感情から逃げないで、「この場に立ち止まり、私は、苦しさや辛さから逃げない。苦しさや辛さと共にいよう。」と、勇気をもって選択し、覚悟を決めることが感情のコントロールの近道になります。
それは、出来事に問題があるのではなく、その出来事を受け止めた自分が長年培った自分に都合のよい判断に合った感情が湧き上がった事だからです。価値観が変われば、感情も変わります。(価値観が緩むことも同様です。)
相手の陰口を言ったり、辛い状況を別の方法で解消したりするのも逃げることになります。
例えば、人間関係に苦しむことがあるとしたら、苦しむ対象が変わるだけで、同じような事柄が別の場面に現れます。
例えば、子どもとの関係で躓いていたとしたら、それが保護者との関係で躓いたり、親子関係で躓いたりと対称を変えて同じような事例が起きてくるということです。
また、学級担任を見ていると「いつも同じような学級を作る」という事に気づく事と思います。子どもが変わっても、同じような問題が起きたり、同じような過程で解決したりするのもそのためです。
感情をうまく利用しながら、自分の感情と合う子どもを育てているからこのようになるということです。
嫌な感情が湧き上がったということは、問題集に例えることができます。問題が解決するまで、同じ問題でつまずきます。
感情が湧き上がる機会を利用するか、感情に流されるかは、自分次第です。感情に流され続ける限り、隠れている自分の価値観に気づくことはありません。
感情が湧き上がった時の自分を見つめてみましょう。
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ファミリーアシスト あすなろ教室では、子育てで悩みやストレスを抱える親さんや先生
向けのメール相談やスカイプ相談を承っています。
HP:http://asunarokyoshitu.jp/
E-mail:suda1016@mail.goo.ne.jp
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この好ましくない感情と好ましい感情との違いは、何でしょう。
実は、感情が湧き上がるには、刺激が必要です。他からの刺激を受け取った時に、自分にとってよい悪いと判断し、感情を湧き上がらせます。
この時のよい悪いの判断は、長年培ってきた自分の価値観になります。
この価値観が出来事のよい悪いを判断し、その判断を感情を通して、自分にとって安全安心につながるか、否かを教えてくれているということになります。
同じ出来事でも、人によって感じ方が違うのは、それまでの体験の違いによって生まれた価値観の違いによるものです。
そして、脳は、安心安全でいたいので、常にその状態が保たれるように、安全安心な状態が長く続くように働きます。
できる限り変化せず、同じ事の繰り返しになるように働きます。そのため、慣れ親しんだ居心地のよい場にいると守る必要がないので、危険を察知させるような信号は現れてきません。
好ましい感情に自然と時間が流れ、自分の価値観を発見することはなかなかできません。ところが、逆に好ましくない状況の中では、無意識が危険を察知し、嫌な感情を湧き上がらせ知らせてくれます。
私たちは、嫌な感情であれば、嫌な感情と共にいるためにそれが、無意識の仕業だとは気付かず、その感情に動かされてしまいます。
感情をうまくコントロールできる人は、その感情と自分とを分けることができます。
ということは、「苦しい」や「辛い」などの感情が湧き上がった時に、
逃げ出したくなるこの私には、どんな価値観があるのだろう。
辛い気持ちになるこの私には、どんな価値観があるのだろう。
苦しい気持ちになるの私には、どんな価値観があるのだろう。
などと、感情に流されずにその感情を冷静に眺める自分を作ることが、この感情をうまくコントロールできる自分を作り出す第一歩になります。
嫌な感情が湧き上がった時に、相手を避けたり、相手を批難したりすることは、嫌な感情から逃げたことになります。これをしていると問題が先送りされているため、同じような状況に出会うとまた嫌な感情が湧きあがあってきます。
嫌な感情が湧き上がった時、嫌な感情から逃げないで、「この場に立ち止まり、私は、苦しさや辛さから逃げない。苦しさや辛さと共にいよう。」と、勇気をもって選択し、覚悟を決めることが感情のコントロールの近道になります。
それは、出来事に問題があるのではなく、その出来事を受け止めた自分が長年培った自分に都合のよい判断に合った感情が湧き上がった事だからです。価値観が変われば、感情も変わります。(価値観が緩むことも同様です。)
相手の陰口を言ったり、辛い状況を別の方法で解消したりするのも逃げることになります。
例えば、人間関係に苦しむことがあるとしたら、苦しむ対象が変わるだけで、同じような事柄が別の場面に現れます。
例えば、子どもとの関係で躓いていたとしたら、それが保護者との関係で躓いたり、親子関係で躓いたりと対称を変えて同じような事例が起きてくるということです。
また、学級担任を見ていると「いつも同じような学級を作る」という事に気づく事と思います。子どもが変わっても、同じような問題が起きたり、同じような過程で解決したりするのもそのためです。
感情をうまく利用しながら、自分の感情と合う子どもを育てているからこのようになるということです。
嫌な感情が湧き上がったということは、問題集に例えることができます。問題が解決するまで、同じ問題でつまずきます。
感情が湧き上がる機会を利用するか、感情に流されるかは、自分次第です。感情に流され続ける限り、隠れている自分の価値観に気づくことはありません。
感情が湧き上がった時の自分を見つめてみましょう。
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