授業で遊び出す子の中には、何をしてよいのかわからないという子が多い。1時間の授業の流れが明確で、その流れの中で何をすればよいのか。そして、しなければならないことが終わったら何をするのかがはっきりしていれば、子どもは遊べない。遊び出す子どもを作っている大きな原因の一つに「何をすべきか。」を明らかにしていない教師のきめの粗さがある。遊ばないためにプリントを何枚も用意している教師もいる。しかし、個人差があるところに一斉に次から次と課題を与えれば、理解に時間のかかる子どもは、益々課題が増えていく。これでは、益々勉強嫌いになっていく。自分で考えて、活動をし続ける子どもにする指導援助が本当は必要なのである。次の活動に生かす方法を教えたり、今の活動をよりよくするためにすべき事を教えたり、自分で活動し続けるために教えることはいろいろある。そして、「終わったら何をすればよいの?」の質問に自ら答えられるようにするのである。つまり、学習し続ける子は、質を追求し続ける子なのである。
まるこさんの言葉から、学ばさせて頂いています。
子どもを見続けている私ですが、社会に出ても同様なのだということ・・・生き方そのものなのだと改めて考えさせていただきました。
>「終わったら何をすればよいの?」の質問に自ら答えられるようにする
大人になって上司や先輩に言われたことを思い出します。
「次に何をするか聞いてはいけない。自分で仕事を探せ」と。
更に自分が管理職になったとき、いい年をして「次は何を・・・」といってくる人は使えないということがわかりました。
できる人は自分で「この流れの中で何をすべきか」がわかっているので、頼んだこと+αをやってくれました。
自分もそうならなくては、子供もそうさせなくては、と思います。