教師は、「この学級はまとまっている。」「まとまっていない。」とよく言うが、中で生活している子どもたちが同じように感じているかどうかは別である。
学級を見つめる目をもっている子どもがまとめようという気持ちがあると、まとまりがよいとか悪いとかと考える。しかし、自分の回りの人間関係しか見ていない子どもにとってみれば、学級集団のまとまりはそれほど重要な問題ではない。
こう考えると学級集団は教師の構え次第で作られることがわかる。学級の目標に向かってみんなで頑張ろうという気持ちを強く持たせ、日頃の活動にその目をもたせ、成果が上がるようにし向けていかないとなかなかこの目は育たない。みんなで頑張った成果が目に見ると子どもも見やすい。次の2点から学級のまとまりを見たい。
○全員が揃うこと
全員の目が話し手に集中する。
合図一つで誰も話さず静かになる。(合図しなくても)
全員が挙手する。
全員が集まる。
全員の物が揃う。
全員が集中して作業する。など
○揃うまでの時間
例 話し手に集中するまでの時間を指で数える。
活動の取りかかりの早さ(始めの合図ですぐ動く)
活動の終わり(やめの合図から終えるまで)の時間を指で数える
提出物が全員揃う日数を調べる。
※「記録として残しやすい。」「共通の話題にしやすい。」「7~8割の子どもができそうなこと。」を考えて学級に合った取り組みを選ぶ。
「学級が仲良くなると早く揃うようになるよ。」と声をかけながら、変化を楽しむ。叱るのではなく、子ども同士で何とかしようという構えを作り出したい。何とかしようと声をかけたり、友だちの世話をしたりする子が一人でもいれば見つけ、時間短縮に貢献したことを褒めたい。(何とかしようと行動しても時間短縮にならなければ貢献にならないことも伝える。・・・注意し合いうるさくなって時間が余計にかかる場合など)貢献する子を増やしながら、よりよい貢献の仕方を示していくと子どもも教師の願いに合わせて動くようになる。(注意は身近な人にみんながする。声を出さないで注意をする。自分ができたら、すぐに近くの友だちを見る。等)みんなの力で早く揃うようになったと喜び合うと益々力をはっきするようになる。(注意し合ったから早くなった。友だちの注意を素直に聞いたから早くなった。みんながすぐにその気になったから早くなった。早くなったから次のこともたくさんできた。等)
あれもこれもと欲張らないで1つのことにこだわり毎日続けて、成果を上げる努力を繰り返すことの方がよい。(例えば、まず話し手の方を全員が集中して見ることだけを毎時間繰り返し、その成果をみんなで楽しむ。これでよしとなったら次に終わりの合図でみんなが早く揃うことに挑戦する。)
欲張り過ぎると集団に縛られている気持ちが強くなり、意欲が減少し、させられている気持ちが強くなる。あくまでも個があっての集団。一人一人を生かすために集団があることを忘れない。集団のために個が犠牲になっては大変。(本人が自分が犠牲となることを貢献だと考えて行動することとは違う。)
焦らず学級の実態に合わせてじっくりと取り組む方が学級をまとめあげる近道となる。2学期のこの時期を逃してはもう後がない。この時期に手を抜くと学級をよりよくしようとする子どもよりも、惰性で生活し続けてこれでよしとする子どもが増えてくるため集団の伸びが悪くなる。
学級を見つめる目をもっている子どもがまとめようという気持ちがあると、まとまりがよいとか悪いとかと考える。しかし、自分の回りの人間関係しか見ていない子どもにとってみれば、学級集団のまとまりはそれほど重要な問題ではない。
こう考えると学級集団は教師の構え次第で作られることがわかる。学級の目標に向かってみんなで頑張ろうという気持ちを強く持たせ、日頃の活動にその目をもたせ、成果が上がるようにし向けていかないとなかなかこの目は育たない。みんなで頑張った成果が目に見ると子どもも見やすい。次の2点から学級のまとまりを見たい。
○全員が揃うこと
全員の目が話し手に集中する。
合図一つで誰も話さず静かになる。(合図しなくても)
全員が挙手する。
全員が集まる。
全員の物が揃う。
全員が集中して作業する。など
○揃うまでの時間
例 話し手に集中するまでの時間を指で数える。
活動の取りかかりの早さ(始めの合図ですぐ動く)
活動の終わり(やめの合図から終えるまで)の時間を指で数える
提出物が全員揃う日数を調べる。
※「記録として残しやすい。」「共通の話題にしやすい。」「7~8割の子どもができそうなこと。」を考えて学級に合った取り組みを選ぶ。
「学級が仲良くなると早く揃うようになるよ。」と声をかけながら、変化を楽しむ。叱るのではなく、子ども同士で何とかしようという構えを作り出したい。何とかしようと声をかけたり、友だちの世話をしたりする子が一人でもいれば見つけ、時間短縮に貢献したことを褒めたい。(何とかしようと行動しても時間短縮にならなければ貢献にならないことも伝える。・・・注意し合いうるさくなって時間が余計にかかる場合など)貢献する子を増やしながら、よりよい貢献の仕方を示していくと子どもも教師の願いに合わせて動くようになる。(注意は身近な人にみんながする。声を出さないで注意をする。自分ができたら、すぐに近くの友だちを見る。等)みんなの力で早く揃うようになったと喜び合うと益々力をはっきするようになる。(注意し合ったから早くなった。友だちの注意を素直に聞いたから早くなった。みんながすぐにその気になったから早くなった。早くなったから次のこともたくさんできた。等)
あれもこれもと欲張らないで1つのことにこだわり毎日続けて、成果を上げる努力を繰り返すことの方がよい。(例えば、まず話し手の方を全員が集中して見ることだけを毎時間繰り返し、その成果をみんなで楽しむ。これでよしとなったら次に終わりの合図でみんなが早く揃うことに挑戦する。)
欲張り過ぎると集団に縛られている気持ちが強くなり、意欲が減少し、させられている気持ちが強くなる。あくまでも個があっての集団。一人一人を生かすために集団があることを忘れない。集団のために個が犠牲になっては大変。(本人が自分が犠牲となることを貢献だと考えて行動することとは違う。)
焦らず学級の実態に合わせてじっくりと取り組む方が学級をまとめあげる近道となる。2学期のこの時期を逃してはもう後がない。この時期に手を抜くと学級をよりよくしようとする子どもよりも、惰性で生活し続けてこれでよしとする子どもが増えてくるため集団の伸びが悪くなる。