きみぱんのひとりごと

東京の清瀬市にある、小さな小さなパン屋さん「きみぱん」のブログです!

新しい問題

2009-05-26 18:57:10 | 家族
昨日、ここのところず~っと調子の良かった、主人に、新しい問題が起こってしまいました

…夕方、あわてた次女から、仕事先に電話が入り、
「お父さんが、今痙攣(けいれん)起こしちゃって、救急車で運ぶところなんだけど、
 仕事やめて帰って来て」…と。

なに痙攣

実は、主人のように、事故などで、脳挫傷が残っている人は、
脳が間違った電流を流しやすく、痙攣を起こしやすい、とは、以前からどの病院に
入院したときにも、それぞれの病院の先生から伺っていました。
一瞬、電話で話しながら、「…ついに来るものが来ちゃったか…」と、思いました。

私にとっては、と言うか、家族はみんな、この件を知ってはいたんです。
いつかもしかしたら痙攣を起こすかも、ってことは。
でも、いざ目の前で、目の当たりにピクピクしている父親を見たら、
やっぱり相当ビックリしたことでしょう

電話口で、テンパッていた娘は、話すうちに安心したのか、
だんだんと落ち着いてきました。
とは言うものの、今現実には、どこかの病院に救急車で運ばれていくわけで、
そこへ行かなくてはなりませんから、
仕事はそこで早退させて頂きまして、早々に病院に向かいました。

結局、主人は、主人の母に付き添われて、で運ばれて行きました。
私は、病院に行くのに、家の近所を通って行くので、原チャリをに変えて、
一路病院へ…

私が着いた頃には、すっかり普通に戻ってはいたものの、
主人は自分でも痙攣を起こしたことに非常に驚いていて、
そして、落ち込んでしまっていました…

…と言うのも、実は、近々車の運転の練習を始める予定だったのです
今通っている、障害者センターで、主人のような障害を持った人の運転について、
指導できる人が職員のお知り合いにいらっしゃるらしく、
そこで指導を受けられる予定だったんです。
ところが、ここで痙攣を起こしてしまったので、それも無理になってしまうかも
こんなことが頭の中を廻ったんでしょう…
どこの病院にいる時も、「運転は、ちゃんと適性検査を受けてからです。
もし、てんかんが出てきたら、絶対に運転はダメですからねと、
釘を刺されていたのです

我々家族にとっては、出来れば運転は、主人には可愛そうですが、
どんなことがあろうとも、今後は運転して欲しくなかったので、
不謹慎ですが、ホッとしたような、そんな気がしています。
本人は、本当に心底運転したいんだと思います。
本当に車が好きな人でしたから。
ですが、左側の認識が甘いと、診断が出ていたのですから、
その時点でもう絶対に無理だと思っていましたから。
なのに、本人は諦めていなかったわけで…

でも、これで諦めがついたかもしれません。
容態が安定したので、昨日のうちに帰ってこれたんですが、
帰りの車の中で、
「これでもう二度と運転が出来なくなっちゃった…」と言って、
おいおい泣き出してしまいました…

仕方の無いことなのは分かっていると思いますが、
可愛そうでなりません。

今日、いつものかかりつけの先生に診て頂きましたが、
結局痙攣止めのお薬が処方されて、これから毎日飲むことになりました。

よくお話を聞くと、片手だけがヒクヒク動いたとか、
足が勝手に動いてしまったとか、そんなのも、みんな痙攣のひとつだそうで、
主人は幸いに痙攣が出ていなかった…んでは無くって、痙攣だと気付かなかっただけだったのです

今回は、意識もなくなるほどの、「ガチン」とした痙攣だったので、驚きましたが、
よくよく見て行かないと、と再認識いたしました。

…重い話ですみません。
でも、今日の主人は、もうすっかり元気ですから

最後に美味しい写真を 紅芋あんぱんで~す

       
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天使と悪魔

2009-05-21 09:55:57 | 
今日のブログですが、これから「天使と悪魔」の映画を観ようと思われている方は、読まないで下さい。
または、観てから読んでください…

昨日、ちょっと時間があったので、その合間をくぐり抜けて、「天使と悪魔」を、観て来ました

冠婚葬祭以外は、ほぼ年中無宗教の私ですから、
こういった、キリスト教がらみのというか、宗教がらみのお話というのは、
かえって主観がまったく入らず、「ふ~ん、そういうものなのね…」的な感じで、
中立な立場で、読むことが出来るので、意外と好きでした

この、「天使と悪魔」も、そのひとつで、映画化されると聞いて、
まずは、内容をきちんと頭に入れてからじゃないと、
一度観ただけじゃあ、イマイチ内容がよく分からないから、と、
早速本を買って、しっかりと読んでから、観に行って来ました。

まず、全体の感想から…
登場人物の設定が、ガラッと変わっちゃってる…
話が進む中で、出てくる、メディアの重要な役回りがまったく無い
事件を解く鍵になる、「コーラー」と言う人が出てこないというか、違う人物になっている
「親と子」の重要な二つのストーリーが語られない
これがないと、ヴィットリアが、なぜヴァチカンに出向いたのかが分からないし…
最後の、新教皇が、原作とは違う人になっちゃう…
主人公の二人の関係の進展が無い…

最後、カメルレンゴが神に召される場所も違うし、民衆の歓喜も無い
細かい所を挙げれば、キリがないくらい違ってました…
そもそも、最初の法王がなぜ殺されるに至ったか、が、「親と子」の話抜きでは
理解しにくいと思うんですが…

…期待が大きすぎたせいか、ちょっと消化不良な感じで観終わりました

前作のダヴィンチ・コードの方が、原作に忠実だったかも

ただ、やはり、原作を読んでいったことで、
キリスト教や、コンクラーベの儀式について、まったく知らないよりも、
よく分かってよかったと思います。
あれを、何の情報も無いまま観たら、何回も観ないと多分よくわかんないと思う…

ただ、劇中に出てくる、彫刻や、絵画、町並みと言った、中世の建造物には、
眼を見張るほどの、美しさや荘厳な感じ、技術の素晴らしさなどがよく伝わって来ます。
あれほどの芸術作品に毎日囲まれていると、きっとそんなにありがたみも薄れていくんでしょうけれど、
何せ、実物を見たことがない私にとっては、小旅行でもしたような気分になれてよかったです
強いて言えば、もっとゆっくり映してくれても…とも思います
まあ、内容が複雑なので、ただでさえ長い上映時間が、もっと長くなってしまうかも
ラングドン教授役の「トム・ハンクス」が、この教授の雰囲気にぴったりで、
いい味出していたのが救いでしょうか
「ターミナル」と言う映画で、「クラコウジア」と叫ぶ、あの姿も印象的ですが、
こういった、シリアスな役もいいですよね

西洋人のというか、神を信仰する人の、「神」に対する気持ちって、
なかなか私には理解は出来ても、心がついていかない気がします。
そういった環境の中で、育っていかないと、肌で感じないと、無理な気がします。
でも、神の為なら、人を殺すことも出来てしまうことは、未だに分かりません。
神は、それを本当に喜ぶのでしょうか
世俗の中にドップリ浸かっている私には、到底分からない世界なんでしょうね

しっかし、「セルン」と言う施設も現存するし、
話に出てくる「反物質」も、本当に存在すると言うことが分かり、
人間って、本当にどこまで行き着くんだろう…と、
同じ人間なのに、知らないことがいっぱいあるし、何か漠然とした怖さを感じます。

ここのところ、この映画のおかげで、ヴァチカンの芸術作品とか、
このセルンについても、いろんな番組が作られていて、
ちょっと知識が多くはなりました。
そのセルンに、日本の技術者も事務所を構えていて、
研究していたのには、驚きと、尊敬の念を覚えました。
日本人ってスゴイ

次は、DVD化された時に借りて、字幕を気にしないで、
景色だけをよく観ようと思います
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発表会

2009-05-17 11:18:06 | 家族
昨日、次女のピアノの発表会がありました

       

小学校3年生のときから始めたので、今年でかれこれ10年は通っていたでしょうか
…とは言っても、昨年専門学校に入学して以来は、なかなか時間的に行けなくなっていて、
うちで、たまにポロンポロンと鳴らすくらいになってしまっていました
実は、うちの3人娘は全員通っておりました
成長と共に、部活、バイトと、練習をする時間が取れなくなってきて、
レッスンにも通えなくなり、「辞めます」と、先生にちゃんと告げることの無いまま、
幽霊的に、消えていった感じでしょうか…

そんな娘達に、とっても寛大な先生は、
「来れるときに来てね」と言ってくださって、
今回のピアノの発表会にも、出させていただけることになりました

…と言う経過の中で、実はここのところ、あんまりピアノを弾いていなかった娘は、
楽曲が決まらず、迷うこと数週間…あんまりレッスンの日にちも取れなくなってきた頃、
「じゃあ、マリンバで出たら」ということになったらしく、
ピアノの演奏はやめて、マリンバの演奏をすることに…

そこから、またどの曲にしようか、悩む日々が始まりました

とは言っても、家にあるマリンバは、コンサートマリンバではないので、
音盤の数が、ちょっと微妙に足りないらしく、
始めは、レンタルで借りようか、とも話しておりましたが、
以前に、別なイベントでやはりマリンバで演奏する為、借りたときに、
25,000円くらいかかったことを思い出し、
借りないで家ので出来る曲にしたらということになり、
そうなると、すぐに曲も決まるもので…私の一番大好きな、
「マリンバフラメンカ」になりました



コレが、演奏風景です

切なくなるような、幻想的なメロディーで、とても素敵な曲です
また、今回の会場のホールが、とてもいい音響で、
マリンバの音が響くこと響くこと…
なんと、しょっぱなの、第1番目の演奏でした

久々に、娘の演奏を聴く主人は、
感極まったのか、ハンドタオルで眼を拭き拭き聴き入っておりました
だいたい、いつも本番に強い我が家の子供たち
あんまり練習できなかった、と言っていたものの、とてもきれいに弾きこなせておりました…最後までは

一番最後の、「ジャ~ン」のところの音をはずし、ちょっと間抜けなフィナーレとなってしまいました

本人も、最後のお辞儀のところで、苦笑いしていました

きっと、初めてマリンバの音を耳にした方には、最後は不協和音で終わるのねと、
思われた方も多かったと思いますが、お辞儀で笑ってしまったので、
バレてしまったんじゃないかしら

無事に発表会も終わり、マリンバを分解して、車まで運び、会場を後にしました
先生、本当にありがとうございました

帰りの車中、このままバイトに行くから、駅まで送ってと言う娘に、
主人が、「じゃあ、バイト先の駅までねドライブドライブ~」と…

結局、1時間半近くかけて、バイト先の駅まで送りました
とにかく、道路が混んでいて、長々時間がかかってしまいました

…後話ですが、バイト上がりが夜中の12時
昨日は土曜日と言うことを忘れて、終電に乗り遅れた娘から、夜中の1時前に電話が入り、
「ここの駅まで迎えに来て~」だって
「夜のドライブ」と来て、残る二人の娘が「行くいく~」…
深夜のドライブは、車中がカーステレオと一緒に歌う、娘達のミニコンサート会場のように…
結局、バイト先まで、2往復する羽目となりました
帰宅が、夜中の2時半近く、朝早くにバイトに行く長女が起きるのか心配で、6時半には起きたら、
雨だったため、またまたバイト先までアッシーになって、7時過ぎに帰宅、
その後2度寝したため、すっかり寝坊して、9時半まで寝てしまいました
一日が短い…
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5月のケーキ教室

2009-05-16 09:56:06 | パン&お菓子
今月のケーキ教室は…
「サブレ ノワゼッティーヌ」と「フィナンシェ」でした

       

「ノワゼッティーヌ」とは、ヘーゼルナッツのこと。
比較的、大きく割った、ヘーゼルナッツを混ぜ込んで、まわりにグラニュー糖を
まぶして焼き上げたクッキーです

アップはコレ

       

茶色く見えるのは、ヘーゼルナッツの皮。

1週間ほど置いてからのほうが、おいしいと言われたものの、
帰ってからすぐに食べ始めてしまいました…

だって、置く前と置いた後では、どんな風に変わるのか、
体験したかったんだもん…ってことにしておいて

フィナンシェは、デモンストレーションのみでした。
いつも私が作っている物より、多分あっさりしていそうな感じ
バターを普通は焦がしバターを使うと思っていたんですが、
今回は、溶かしバターだったんです
だから、焦がした香ばしさが、あっさりしたバターの風味が強く出ているものに
なっていると思います。

…これも、ひと月くらい置いた方が美味しいらしく、
先生いわく、「忘れてください。…あれっ、こんなところにフィナンシェがあった…
いつのだっけ…」と言うくらい置いた方が美味しいと言うのです

そんなに待てないと思うけれど、努力して、忘れようと思います
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生キャラメル

2009-05-13 10:53:00 | パン&お菓子
ついに、生キャラメルを作りましたぁ



よく見えるように、と思って、写真をブログサイズではなく、
オリジナルサイズにしたら、何とデカイこと

実は、この生キャラメルを、作ろうと思って、
だいぶ前に、生クリームを購入していたんですが、
なかなかやる気になれず、ついに消費期限が押し迫り…

やっと重たい腰を上げて、作ってみました
材料は、ミルク、ハチミツ、微細グラニュー糖、生クリーム、無塩バターだけ
このレシピは、クオカさんのHPに載っていた物をチョコッと変えて作りました
始めのうちは、なかなか色もついてこないし、トロミもつかないし、
ただ鍋底を焦げ付かないようにこすり続けるのみ
でも、途中から、だんだんとキャラメルに近い色合いになってくると、
濃厚なトロミもついてきて、何だかいい感じ

で、指定の115℃に達したので、ここで煮詰めはおしまい

       

あとは、四角い耐熱容器に流しいれて、冷やし固めてからカットすれば、出来上がり

…そんなに焦げ付くこともなく、うまくいき、
口どけもなかなかのものに出来ました

職場のみんなにも、一粒ずつ、おすそ分けしましたが、評価は上々
…ただ、難点は、ホントに溶けやすくて、保冷剤がないと、すぐ溶けてしまうこと
きっと煮詰め具合で、硬さや味の濃さも変えられるんでしょうね
今回は、レシピに忠実に作りましたので、ここまでです

花畑牧場の生キャラメルって、食べたこと無いからよく違いがわかんないけれど、
コレも結構アリかな って思いました

クオカさんのHPには、いろんなバリエーションが載っていましたので、
他のもいずれは試してみたいと思います
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差し入れ

2009-05-08 10:01:03 | パン&お菓子
やっと連休も終わり、私の落ち着いた日々が戻ってきました
連休中も、私は普通に仕事があり、リハビリがお休みだった主人は、暇をもてあまし…
娘達は、それぞれにアルバイトや部活などに精を出しておりました

5日のこどもの日には、末娘の試合があるとかで、
たまたま私のお休みの日と重なったので、久しぶりにパンの差し入れをしてきました

種類はこの2種類。
「シナモンロール」と「ミニミニモンキーブレッド」



                   

シナモンロールは、娘のリクエストでしたが、
モンキーの方は、新しく買った、IFトレーが使ってみたかったので、
こちらの都合で…

モンキーブレッドは、生地とシロップにメープルを使って、ほんのりメープル風味にしてあります
本来モンキーブレッドって、シフォン型とかに作ることが多いものですが、
こんな小さなプリンカップでも、可愛くていいかも

実は、このIFトレー、もう生産中止なんですって
先日合羽橋で製造元の伊藤景さんで、見切り品として売っていまして、
買いだめて来ましたが、本当に残念です
使い勝手が良かったので、いろいろな種類を持っていました…
ペット樹脂で出来ていて、軽いし、型離れもよく、便利に使っていました
事情も伺ってきましたので、仕方ないと納得はしておりますが、
安くて使い勝手の良い代替品が早く出てくれるよう、願っております


…さて、去年の今頃、何してたかなあ…と言うと、
毎日病院へ行っていましたっけ…

4月18日に怪我をして運ばれてから
毎日必ず、病院まで行っていました…
ちょうどこの頃、救命救急センターから、一般病棟に移動した頃です。
5日のこどもの日に、一般病棟へ行きましたから、
ホントに1年も経っちゃいました
救命救急センターでは、ちょうど連休直前に、
院内感染の耐性ブドウ球菌MRSAにも感染し、
一時はどうなってしまうのか、本当に不安な日々でした…
まあ、今になって考えるに、何と生命力の強い人だったのかしらということ。

主人と、去年のこのあたりの話をしましたが、
まったく記憶に無いらしいんです
傍目には、眼も開いているし、一応、反応も出てきていましたから、
分かっているものと思っていましたが、
どうも、そのずい分後にならないと、記憶には残っていないようです
覚えているのは、自分でお箸を使って食事が出来るようになった頃から、何となくだそうです
ということは、本当にずい分あと
5月末に骨をもどす手術をしたことや、感染症で、6月の父の日にまた骨をはずす手術をしたことは、
覚えていないって言うんですから

まあ仕方ないですけれどね

今日も張り切って、リハビリに出かけていきました
障害者センターでのリハビリ中には、音楽をかけてくれるそうで、
お気に入りがあったら持ってきてもいいよ
ということで、今日は、コブクロのCDを持っていきました

…って、いつからコブクロファンだったっけ
確か、サザンのCD探していたはずだったのに、
どこからコブクロになっちゃったんだろう…
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