きみぱんのひとりごと

東京の清瀬市にある、小さな小さなパン屋さん「きみぱん」のブログです!

我が家にて

2008-08-25 22:27:35 | 家族
たった二日の帰宅でしたが、嬉しそうな顔が見られて、
ちょっとホッとした2日間でした

最初は、どんな感じになるのか、全く想像がつかず、
迎えるこちらが緊張しまくりでした

土曜日は、主人が怪我をする前から、チケットを取っていた、
「ブラスト」を、次女と国際フォーラムまで聴きに行ってから迎えに行く手はずだったので、
病院に着いたのが、PM4時前。
きっと首を長~~~くして待っていたことでしょう

病院から、最寄の駅までは、徒歩か、市民バスしかなく、
歩いて約15~20分かかります。
こちらとしては、疲れるかな?とか、危ないかな?とか、先へ先へと、考えてしまっていたので、
家までタクシーで、と思っていたのに、本人は「歩くよ」って…
ちょうど1日にそう何本も走っていない、市民バスが来たので、
運良くそれに乗れて、駅までドライブ
そこからは、所沢駅まで一駅電車に乗って、バスで帰る予定だったけれど、
あまりに雨が強くて結局、そこからはタクシーで家まで帰ってきました。
それでも、家の近くで降り、懐かしそうに近所をグルッとまわり、
駐車場で、ご主人の帰りを律儀に待っている、怪我をする直前に入れ替えた
愛車をコツンとたたき、ニッコリして家に入っていきました。

何を見ても、ニコニコしていたけれど、
やはり一番嬉しそうだったのは、リクエストされて用意してあった、
「すき焼き」を食べてた時
やっぱり長年食べてきた、我が家の味が、良かったんでしょう…

…そんな中でも、困ったこともたくさんありました。
まずは、トイレ。
家のトイレは、一段下がっているので、足元が危なっかしく、
冷や冷やしました
お風呂も、狭いから、あちこちにつかまれるものの、
やはりちゃんとした、手すりが今後は必要になってくるでしょう。
また、お風呂の椅子も、普通のお風呂椅子では、低すぎて、
立ち上がりにくそうにしていました。
これも、やはりそのうちに介護用品のお風呂椅子を、用意しておく必要がありそうです。
一番の難関は、階段
家の階段は、コの字型に回っていくタイプなんですが、
まず、訓練のときに使っていた、病院の階段より、蹴上がきついこと、
踏み面が狭いこと、階段の幅そのものが狭いこと…
ここに、手すりを付けるとなると、
右手にしか、今のところ力が入りにくいため、昇るときには右側、
降りるときには反対側と、結局両側につけなくちゃダメなのか、
これからのリハビリで、手すりの必要がなくなればいいんですが、
悩ましいところです

結局今回は、テレビのある、リビングに布団を敷いて寝ることにしました。
2階でもよかったんですが、トイレの入り口と、階段の降り口が近いため、
やっぱり危ないかなと思って、1階に…
リビングに寝るのって、何かけっこう楽しいものです
どこかにお泊りに行ったみたい
こんなことで喜べる、私って、いったい…

そうそう、病院から家へ帰ってきたときに、
とってもタイムリーに、お見舞いのお花が届いていました

       

お花には、カードが添えられていて、
嬉しいお言葉がありました
本当に、皆さんに支えられているんだなあ…と、とてもあったかい気持ちになれました
本当にありがとうございました

今朝は、8時までに病院に戻り、
9時からは、リハビリが始まるので、また主人の「平日」になります
次の土曜も帰りたいな…って、言ってたっけ
やっぱりうるさくても、狭くても、家が一番ってことかな
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ついに外泊許可!

2008-08-20 11:57:01 | 家族
ついに、外泊許可が出ました

今週の土曜の夕方、帰宅し、月曜のリハビリが始まる前に病院に着くように、戻るということで、
許可が出ました

これも、リハビリの一環として位置づけられていて、
週末には、入院患者が激減するので、入院後初めての週末を迎えたときに
帰りたいといっていましたから、願ってもないことでしょう

今出来ないことは、計算と、漢字の読み書き…
他には、トイレに行くと、自分の部屋を間違ってしまうという、
困ったことも起こっています。
そんなことで、看護師さんが、部屋の入り口に
「くじら」のぬいぐるみを目印に付けてくださったのに、
それでもまだ間違うもので、
先日、主人のベッドのカーテンに同じ「くじら」の
「ワッペン」を、作って付けてあります

目立つように、けっこう大きめに作ったので、
同室の方からもお褒めの言葉をいただきました。

これで、夜トイレに行っても、間違わずに帰れると思います

それと、今の悩みは、以前からの性格でしょうか、
リハビリの集合時間に遅れまいとして、あまりに早く、集合場所に行ってしまうこと…
集合時間の40分も前から、待ち構えているので、
看護師さんから、注意をされてしまいました

本人は、携帯をいじったりするために、早く行ってるんだと、
言いますが、どうも、まだかまだかと急かすらしく、
やはり注意されても仕方ないかなと思ったりして…

さて、週末、どんなことになるのか、心配と、楽しみが半々な感じで
あと数日を過ごすことになるのでしょう…
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しっかりしてくれ!!

2008-08-19 08:57:04 | 家族
なんなんだ、病院

昨日、ニュースを賑わしてくれて…

収賄贈賄どっちだっていいけど、
たかだか60万円だって…そんなのこの元部長に取ったら、そんな高額じゃないのに、
それで自身の人生に泥を塗っていいんでしょうかねえ…
まじめに働いている、病院のスタッフがかわいそう

入院患者の気持ちも考えて欲しいもんです

そして、その家族のことも
こっちは、信頼してお任せしているのに、信頼関係が崩れちゃうじゃない

否認しているって…ほんとに誤逮捕であってほしいです


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2008-08-18 08:56:55 | 家族
転院より、1週間が経ちました。

「家に帰りたい…

このごろ、よく言う一言です。

ここでは、退院を念頭に据えた、リハビリをしていくので、
自宅に帰ったら何が不便で、何が出来るのか、
そして、迎える家族の方は、やはり何が不自由になるのかなどを、確認するために、
週末には、自宅に一時帰宅というか、外泊許可を取って、自宅に帰る患者が多く、
土曜日曜の病棟は、いつもに比べてとても静かなんです
今回、初めての週末を迎えて、自宅に帰る多くの患者さんを見たからだと思うんですが、
以前の、まだよく分かっていない頃の「帰りたい」とは違う、
「自分も帰ってみたい」という気持ちが出てきたんだと思います

実際のところ、看護師さんからは、外泊も取れると思う、と言われたらしく、
けっこうその気になっている主人。
「一回帰れば、英気を養って、リハビリ頑張ろうって気持ちにもなれるから
と言うんです。

そのうちに叶うといいなと思いますから、結構早くに実現できるかも

余談ですが、一昨日は、雷&雨、昨日は土砂降りと、
病院から職場まで、ここのところ、必ず降られてます
一昨日なんかは、雷と突風、そして、みぞれ交じりの痛い雨…というのも、
私が原チャリだから
レインコートを着ても、ピチピチ当たって痛かったんです
あ~あ、ついてない…
今日は行かないからなのか、久々に晴れています
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順調に…

2008-08-16 09:02:10 | 家族
無事転院した翌日には、もう本格的なリハビリが始まりました

言語療法(ST)、理学療法(PT)、作業療法(OT)と、この3種類が、リハビリの主なものです。
ここに、主治医の先生の診断が入り、リハビリの計画が決まってきます。
リハビリが始まり、もっと、「こんなことやるの嫌だ」とか言って、
拒否るかと思いきや、ちゃんと本人も自覚しているのか、
楽しそうに頑張っているようです

ここでは、限られた場所ではありますが、ケータイも使えるので、
毎日、何回も電話がかかってくるようになりました。
仕事中にかかってくると、本当は、とっても困るんだけど、
あんまり強く「ダメ」って言えないから、
やんわりと…
メールの送信の仕方を忘れてしまったからと言っていたので、
今日は、そのレクチャーをしてあげる予定です

この病院は、本当に周りをたくさんの緑に囲まれていて、とても静かな環境です。

       
ここは、病院前の道路。とっても広くて、静かです。

       

ここは、病院の全景。近付くと、全景が入らないし、離れると、緑で見えなくなるし

       

ここが、玄関。
とにかく広い

駐車場も広く、駐車料もかからないので、車は止め放題

私も、免許があったら、いつでも来れるのに…今は原チャリ
そのうち、免許取れたらいいなと思っています…

家からは、近くなって、20分くらいで行けちゃいます

これから毎日通うのも、約2ヶ月

頑張るぞ
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第2ラウンド開始!!

2008-08-11 21:50:57 | 家族
ついに、この日が来ました

昨日病院では、「転院するの嫌だな…なんだか、怖気づいちゃったよ」なんて、言っていたので、
急に、「行かないぞ」なんていうことがあったらどうしよう…ってすごく気にしながら迎えに行きました。
ところが、けっこうあっさり、たくさんの看護師さんにエレベーターホールまで
お見送りを受けて、笑顔で退院できました

次の病院までの道は約1時間、元気だった頃、
よく仕事の行き帰りに使っていた道路を通っての、ドライブになりました

途中、いろんなことを思い出したのか、
「ここまで来ると、もうすぐ帰るよ~って、電話したんだよね~」とか、
「ここから向こうへ行くと、家までの抜け道なんだよ」とか、
ずい分話していました。
ここのところ、病院の周りの道路がどうしても忘れてしまって思い出せないと、寂しそうに話していたので、
地図まで買って、思い出そうとしていたのがよかったのか、
実際に通ったことで急に思い出せたのかは、分かりませんが、
約4ヶ月ぶりに通る、「外界」に目をキラキラさせていました。

もしも、里心がついて、「行かない」なんていうと困るので、
本当は、家のそばを通るのが、一番早かったんですが、
ちょっと遠回りして、家のそばを避けて、行ったので、若干遅れはしましたが、
無事に到着

駐車場や周りに茂っている、大きな木々に囲まれて、
歴史を感じさせる建物が迎えてくれました

担当の看護師さんは、退院のときまで、主人の担当になるので、とっても安心
入院後すぐに、施設についての説明、生活や、リハビリメニューなど、
ずい分たくさんの時間を割いて、丁寧に説明してくれて、
こちらの話もとてもよく聴いてくれて、主人をしっかり理解しようとする姿勢は、
私としては、とてもよかったなと思いましたが、
当の本人は、「前のトコがよかった…」と、ポツリ

まあ、きっと、リハビリが本格的に始まれば、こんなことも言ってられなくなり、
回復していく自分が、嬉しくて、しっかり励んでくれることでしょう

さあ、明日から、「新しい生活」が始まります。
こちらもしっかりサポートしなくちゃね

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感謝!感謝!!

2008-08-10 22:31:40 | 家族
ついに、明日転院の日がやってきます
今日の主人は、試験の発表を待つ学生のような何ともいえない心配顔…
新しい病院に行くことが、心配でならない様子でした


思い起こせば、約4ヶ月前に、突然の事故により、この病院に入院することになったわけですが、
ほんとにいろんなことがありました。

意識が戻らないだろう…という初めの頃の診断も、今では信じられないくらいに回復してきました。

自分の人生の中で、こんなことが起こることも、想像したことがなかったし、
こんなにいろんな方にお世話になり、心配していただき、支えてもらって
日々が過ぎていくなんてことを、考えもしなかった…

話は飛びますが、この間、テレビで千原ジュニアさんの「オーラの泉」を観ていたときに、
6年ごとに入院する羽目になる…という話しで、それに対してのお答えが
「天狗になる、おごりが出てくると、それを戒めるために何かが起こってきたけれど、
最後の交通事故であなたが変わったでしょ? 生きていることに感謝できるようになったでしょ?
空を見れただけで幸せ感じられたでしょ?…」
もっと色々ありましたが、大まかなところは、こういったものでした。

…じゃあ、うちも??と、見終わったあとにう~~ん…考えてしまいました
確かに、けっこう文句を言いながら仕事をしていたり、
「あ~、休みたい」なんては日常茶飯事
忘れていたんでしょうか、日々の感謝を

元気に働けること、おいしくご飯が食べられること、
家族がいつも仲良くしていられること、好きなゴルフが時々出来ること、
子供の成長が日々見られること、大好きな車に毎日乗れること…

幸せなんて、数えだしたら、きりがないほど、そこらへんにいつも、いくつもあるのに、
辛い方のことばかりが目に付いて、幸せを見つけることに鈍くなっていたんでしょうか

今回のことで言うと、あまりに代償は大きすぎるけど、
それでも生きていられて、「自分」が戻ってきてくれたことで、
やはり何か、この事故にも意味があるのかななんて、
考えたりしています。

「試練はそれを乗り越えられないヤツには訪れない」…
大好きだった、ドラマの中の先生の言葉です。
私も同感です
事実、何とかここまで乗り越えてきたんですもの

今まで、本当に親身になって、治療していただいた宮崎先生、野末先生、李先生、
山口先生、林先生、笹森先生…
そして、看護の他にも、寂しいとき、何かしたいときなど、
いつも優しく接してくださった、看護師の鈴木さん、下司さん、長谷川さん…
看護師さんには他にももっとたくさんの方にお世話になっていたのに、
名前が出てこなくて…
そして、ソーシャルワーカーの加藤さん…
ほんとにほんとに感謝しています。感謝しても感謝してもしきれないくらい、
感謝しています
ありがとうございました。

また、骨を戻すときには、お世話になります。
そのときには、またよろしくお願いいたします

明日は、泣かないで、退院できるかな…
私じゃなくて、主人が

…って、私もか

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