きみぱんのひとりごと

東京の清瀬市にある、小さな小さなパン屋さん「きみぱん」のブログです!

キセキ!

2008-06-29 10:00:17 | 家族
皆さん、現在放送中のTBSテレビ系の「ROOKIES]、ご覧になっていますか
ドラマの内容も、最近「ごくせん」以外にはとんとご無沙汰だった、
大人も楽しめる、熱血系学園ドラマで、おすすめなんですが、
私がもっと、ハマッているのは、この主題歌、「キセキ」です

GReeeeNの歌う、この歌のPVには、私の勤務先の最寄り駅が、出てくるんです
コレだけで、なんか、近しいものを感じてしまったりして、余計に力が入ります
ドラマのバックで流れているときには、分からなかったけど、
ちゃんと歌詞を見ながら聴くと、いいんだなコレが

ふと、自分の身に置き換えて歌ってみると、なおさら良いんですヨ
主人も、私のことを、こんな風に想ってくれたらいいんだけどなあ…なんて
思いながら、毎日聞いています

聴いたことの無い方は、是非、ワンコーラスのみではなく、しっかりと始めから最後まで、
歌詞を見ながらお聴きになることをお勧めします

一昨日は、勤務時間の関係で、どうしても、面会時間に行かれなかったので、
面会時間前に、着替えだけ持って行きました。
病室を覗くと、よく寝ていたので、会わずに帰りました。

帰りに、リハビリの先生にお会いしたので、挨拶だけして帰ったんですが、
コレが問題で…

リハビリの先生が、その後に主人のところへ行ったときに
「先ほど奥さん見えましたよね」…
主人には会っていないので、主人は知らないし…

リハビリが終わった後に、お風呂だったらしく、
その時に看護師さんに
「置いて行かれた…」って、
また泣いちゃったそうで…

行ったからって、何をするというわけでもないんですが、
やはり、自分ひとりだけが、知らないところで、私が何かをやっているのが、
「置いて行かれた」気分になってしまうんでしょうか…

しっかし、この涙もろさは、何とかならないかしら…
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久々に…

2008-06-24 22:00:26 | パン&お菓子
今日は、梅雨の晴れ間で、とても気持ちのいい1日になりましたね

主人の容態も、安定していて、ここのところ、
「あんこが食べたい」とか、「豚肉が食べたい」と話していました

看護師さんや、先生にもご相談したところ、「納豆以外なら、大丈夫です
そのうちにお饅頭か何か差し入れてあげようと思っていたところ、
「お母さんの作ったパンが食べたい」と言うもので、
ベーコンと、あんこを使ったパンを久々に作ってみました



黒糖を使った生地であんこを包んで「黒糖あんぱん」

       

若干、あんこが少なめだったかなぁ…
いつもはもうちょっと多めなんだけど…

もう一つは、「ベーコンチーズ」

焼きが少々甘い気もするけど、あんまりクラストを焼いてしまうと、
嚥下指導中の主人には、硬くなってしまうので、
今日はこのくらいで、焼成終了

中身は、こんな感じ…
       
       

分割重量が、あんまり大きくは無いから、
コレでいっぱいいっぱい
あんまり包みすぎると、パンクしちゃうからね
病室に持って行ったら、何もしゃべらず、ただ黙々と食べていました。
「あんこの方は、軟らかいけど、コッチは早く硬くなるからね
と言って、ベーコンの方を食べ終わってから言ってました…
よく分かってるじゃん
明日のお楽しみにあんこは取っておくようです…
まぁ、1日に2個もいっぺんに食べてしまうのはよくないから
ちょうど良かったかも
私が帰ってからとかって、食べてないよねえ…ちょっと心配

いやぁ、楽しかったな
やっぱり作るって、楽しい

作っている途中に、友人から、旬の「さくらんぼ 佐藤錦」を戴きました

       

さくらんぼなんて、高くて、そうそう自宅用には買わないので、
とっても嬉しく、美味しくいただきました

皆さんに、気遣っていただくことのありがたさを、ひしひしと感じている今日この頃、
感謝の気持ちってどう伝えたらいいんだろう…品物じゃなくって、
あまりに大きすぎて、「こんなに嬉しいです」ってことをうまく伝えられない気がしています

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大成功!

2008-06-18 09:45:42 | 家族
昨日、転院のお願いをしていた、リハビリの病院に、代理受診してきました。

結果は、

ほんとに良かった

今回の代理受診は、先週の月曜日にすでに予約していたため、
緊急手術が入る前の紹介状では、あまり意味がなくなってしまったので、
忙しい中、K病院のS先生には、急いで作り直していただいたり、
大変お世話になりました。

夕方、受診の報告をしに、病院に着いて、
「入院予約が取れました」 って、S先生に話すと、
「良かったぁ…よく取れましたね
 よく取れましたねって…

先生は、無理だと踏んでたのかしら

確かに、今頭蓋骨が外れている状態なので、
これからリハビリをしていくには、大変ですよね
そのため、「保護帽」 という、
その人の欠損部の骨の形に合わせて特注で作るものをかぶってやるらしいんですが、
予約が取れそうって、思ってくれてなかったのかしら…

まあ、すっごく喜んではくれたので、帳消しにしてあげようっと

ソーシャルワーカーのKさんも、すっごく喜んでくれました
Kさんは、今回の我が家の一件で、勉強になったと言って下さいました。
…信じて頑張れば、結果はついてくる、と。

思い返してみると、確かに受傷以来、随分いろんなことがありました。
「意識は戻らないでしょう」 と言われていたのが、戻ったり、
「ずっと寝たきりになるでしょう」 と言われていたのが、歩けるようになったり、
負の部分では、頭蓋形成術前に血栓が見つかって、手術が延びたり、
せっかく良くなってきていたのに、人口硬膜が感染症を起こしたり…

それでも、「よくなる」 ことを信じて、頑張ってきたご褒美でしょうか、
入れてあげたかった、リハビリの病院にも、入院予約が取れたし

これから転院先の病院に入れるまで、2~3週間の待機期間があるそうです。
人気の病院は、なかなか入れないのね…
でも、その間に、感染症を完治しておくのが転院の条件
逆に待機期間があって助かったのかも
S先生は、「今度は、自分達が全力で治しますから」って。
力強いお言葉に、感謝、感謝です

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三歩進んで二歩下がる…?

2008-06-16 13:25:25 | 家族

ここのところ、ずっといい調子でリハビリも出来てきたし、
病室以外でも、階段の上り下りなど、筋力強化も始まっていたので、
このまま行くんだろうと、思っていた矢先、またまた、昨日、緊急手術になってしまいました

実は、先週半ばごろから、
「頭が痛い」 と訴えるようになっていました。
若干、右目横のこめかみあたりが、腫れぼったい感じはしていたんだけど、
先生も、採血や、CTの結果が、そんなに悪くなかったので、
きっと、表面の傷跡の炎症でしょう、という診断でした。

ところが、毎日日を追うごとに腫れがひどくなるばかりで、
本人の頭が痛いと訴える、度合いが、だんだんひどくなって来ていました…

昨日の、父の日にも、子供たちが持っていった、プレゼントを開けることもなく、
ずっと臥せっていたので、こりゃあ、おかしいなあ…と思っていたら、
先生登場で、

「今日の午後、手術になります」

なんと、頭蓋形成術のときに使った、「人工硬膜」が、感染を起こしているらしいと言うんです

「今日は日曜日で、手術の予定もなく、手術室も空いているし、スタッフはそろっているから、
今日がベストだと思います。一刻も早く取りましょう」

先生の説明から、急にあわただしくなってきた病室。
いろんな同意書にサインをし、あとは、手術を待つだけだったんです…

ところが、昼ご飯時には手術の予定が入ってなかったため、
「血栓予防の血液さらさら薬」も、飲んでしまった後。
コレの効きがあると、手術で、血が止まりにくいから、ということで、
予定時間の、3時半をず~っと伸ばして、手術開始は、なんと夕方6時から

それでも、念には念をとのことで、成分輸血の血小板輸血を受け、手術開始となりました。

………待っても待っても、終了のお呼びがかからないまま、日付が変わり
開始から、6時間経っていました。

やっとお呼びがかかったのが、0時15分過ぎ。
先生には、感謝しても感謝してもしきれないくらい、お世話になりました。

骨と硬膜に膿がべったり張り付いていて、それを取りきり、
生理食塩水で繰り返し洗浄していたので時間がかかったとのことでした。

今回は、人工硬膜を使わずに、大腿筋膜を、左太ももから取り、それを使用したので、
感染は大丈夫とのこと、しかし、今回はずした頭蓋骨は、感染していたため、
もう使えなくなるらしく、この腫れが引いて、化膿の所見が完全に無くなった時には、
人工骨で、作った頭蓋骨を、はめるそうです。
…人工骨って、また人工なら感染のリスクがあるんではないのかしら
「ありますが、彼の場合、けっこう大きい部分の頭蓋骨をはずしているので、
既成のプレートでは、合わないから」とのこと、
もう、運を天に任せるしかなさそうです。

最後まで残ってくれた、末娘と1時過ぎまで、病室にいた後、タクシーで帰宅。

娘いわく、「夜のタクシーって、何かスゴイネ」だって
はしゃいでる場合か…まったく…

リハビリ、けっこう進んでいたから、本人が一番ショックでしょう

今まで、いろんなことが起こって、その時に全て乗り越えてきたんですもの、
ここでめげてちゃぁいけません

良くなることだけを信じて、私も頑張りま~す
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コーヒーゼリー

2008-06-11 09:28:15 | 家族

「コーヒーが飲みたいな…
ここのところ、毎日のように主人から聞かれる言葉です。

実のところ、まださらさらした液状の飲み物、例えば、
水やお茶などがそうなんですが、飲めないんです
どうしても、むせてしまったりして、誤嚥の恐れがあり、
ひどくなると、誤嚥したものが肺にたまり、肺炎を起こす原因になったりするんだそうです

という訳で、今の水分補給には、子供が駄菓子屋さんで買ってくるような、
「○ーラゼリー」なんかと同じような柔らかいチューブに入った、
「水のゼリー」を、飲んでいます

あまりに毎日言うものですから、先生に聞いてみました…
お茶で試してみると、やはりだったので、
コーヒーゼリーならいいかもということになり、
さっそく、院内の売店にウキウキしながら出かけてみました

売店には、お弁当や、数々のお菓子、デザート類、カットフルーツ…など、
あらゆるものが揃っています。
主人の目的のコーヒーゼリーも、いろんな種類が揃っていて、
何回も手にとって、だいぶ悩んでいましたが、ごくフツーのに決まりました

「子供たちには

いつも、必ずと言っていいほど、スーパーに行くと、子供たちにと言って、
何か買ってくれる、優しい人でした。
さすがに、定価で売っている、院内の売店では、私がケチなのか、
買う気になれず、今回はいらないからねと、断ったら、
本当は良かったのかは分からないけど、草もちを、勝手に買っていました

そう言えば、意識が戻って間もなくから、「あんこが食べたい」って言ってたっけ

「一日に、1個までです」と言われていたので、
草もちは明日だよ

夕方には、暗くなってきたくらいの時間に
「バイクじゃあ、暗くなると危ないから、もう帰っていいよ」と。

私に対して、受傷以来初めて気遣ってくれた言葉でした。
そう、主人はもともと優しい人だったんです
私に対しても、そんなことが言えるようになるほど、
心に余裕が出てきたのかと思うと、すごくうれしい

昨日は、階段の上り下りの練習があったそうです。
「全身筋肉痛だぁ」と言う主人の顔はとても嬉しそうでした
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病院の選択

2008-06-10 10:56:35 | 家族
久々に、いいお天気ですね
気分一新、テンプレートも変えてみました

さて、昨日、今私が一番気になっていて、これからの主人のリハビリを委ねたいと
思っている、リハビリの病院に、代理受診して来ました。

やはり、思っていた通り、素晴らしく広い敷地に、ゆとりの施設と、
ここに入らせてあげたい と思う、なかなかの病院でした。

数日前に、今年の4月まで、ここの病院に入院し、
リハビリを受けていらしたご近所の方にも話を伺う機会があり、
その良さと共に、家からのアクセスのよさもあったりして、
とにかく、「ここに」という気持ちを前面に出して、受診してこようと、
一大決心をして、まるで、何かの挑戦者のような気持ちで、行きました

朝8時40分からの受付に、8時には現地に着いているように、早めに出て、
「リハビリテーション科」で、呼ばれたのは、11時前
緊張して待っている身には、超~長い時間でした

先生との話も、よく分かるように説明をしてくださり、
とても好感が持てました。
…ところが、「画像が無いんですけれども…」と切り出した先生。
そうです なんと、頭の画像が入っていなかったんです

一番大事な画像のはず…なんで、どうして今のK病院のS先生は、忘れたのでしょうか

とにかく、もう一度、別な「高次脳機能障害科」にかかってから決めましょう、ということになり、
予約を取って下さいといわれて受診を終えました…

よ~く考えると、「もうすぐ2ヶ月経っちゃうんじゃない
2ヶ月以内に転院しないと、リハビリ病院には入院できなくなっちゃう

高次脳機能障害科の看護師さんに、その話を伝えると、
この病院は、そのくくりには入らないとのこと。
だから、2ヶ月過ぎても、大丈夫ですというお返事でした。

この病院は2ヶ月以内、こっちは過ぎても大丈夫というくくりは、
一般国民にはなかなか分かりづらい話で、
「回復期リハビリテーション病院」は2ヶ月以内らしく、
今行こうとしている病院は、回復期のみでなく、全般のリハビリが出来る病院なので、
大丈夫なんだそうです

分かりにくい話ですよね

時間が無かった、うちにとっては、とにかく2ヶ月以内にというくくりが外れている病院と言う事は、
とても都合の良い話でしたが、
実際、もう一度受診してみなければ、ここでリハビリできるのかは決まらず、
今は、とっても宙ぶらりんな気持ちです

今回の報告をするために、K病院のソーシャルワーカーのKさんに、
ことの顛末を話すと、大激怒

確かに、S先生には、私の目の前で、Kさんが画像の話をしていたので、
今回の入れ忘れは、S先生個人の大失敗なのですが、
「ご家族も、もうこちらに帰られて、報告しに来られたけど、すごく怒っていらっしゃいますから」…

…私、そんなに怒ってないってば…
こちらもお世話になっている身。確かにちょっと「え~~~っ
とは思いましたが、怒ってはいなかったし…ねえ…

病院探しは、まだまだ続きそうです



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デート!

2008-06-06 22:01:27 | 家族
ちょっと暑かったけど、晴れのお天気は、やっぱり気持ちいいですね

主人は、昨日から、血圧、呼吸などのモニター、血液中の酸素量のモニター、点滴…
などの、「管、線」類から全て自由の身となりました

そして、今日は、看護師さんの付き添い無しのお散歩も許されて、
晴れて、二人で病院デート

そのときの写真がコレ

       

本人があんまりいい顔してなかったけど、無理やり撮ってみました
昨日までは、何にも言われなかったのに、今日からは、お散歩の時には、
マスク着用なんですって顔が見えないじゃない

実は、ここの病棟は、この病院の中でも、一番最後に出来て、
なんとまだ1年たっていないんです
その前庭を、リハビリを兼ねたお散歩に使えるようになっているわけです

主人もここに居たんだぞということを忘れないでいてもらうために、
そのキレイに敷き詰められた芝生と一緒に写真を撮っておきたかったんです

病棟そのものも、なんてキレイなんでしょうという感嘆符が付くほどだと思うのです。
外観は、ホテル並み

       
そう思いませんか

主人の後ろには、アガパンサスだったっけ
初夏に咲く、薄紫の様なブルーのようなスーッと細い花をつける、涼しげな花です

きっとここの花が満開のなるころには、主人は次の病院へ移っていることでしょう…
嬉しいような、さびしいような…ですね
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愛!

2008-06-06 10:29:56 | 家族
昨日、Iさんから戴いた、お夕飯と一緒に新聞のコピーが入っていました。

「JR事故生還者が見せた奇跡  筑波大学名誉教授 村上和雄」

どこの新聞なのかは、分かりませんが、内容は、こうでした。

「脳に重大な損傷を受け、たとえ植物状態であっても、家族がそばにいて、
 話しかけ、愛撫してくれることにより、脳活性が向上し、意識が覚醒すことが
 起こりうると、確信した」

いろんな症例から、こういった結論が出てきたのでしょう。
我が家に起こった、「奇跡」も、まさしく、その一つだったと思います。

「やっぱり…」の回でも書きましたが、
証明はされていないけど、確実に「愛」は、
信じるものが信じるように思いの全てをかけて注げば、
驚くほど強大な力を発揮してくれるものだと、私もそう思います。

この教授の、「愛は遺伝子や脳を活性化する」という研究をされるということを、
陰ながら応援したい気持ちです。
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リハビリ病院

2008-06-05 23:14:45 | 家族
4月18日に入院して以来、50日が過ぎました。
日に日に良くなっていくのは、とても嬉しいことです
ここの病院に入院して、いろんな先生に治療していただいて、
看護師さんにお世話になって、毎日毎日24時間休み無く面倒を見ていただいています。

ところが、丸2ヶ月を前にして、退院と言うか、転院をしなくてはなりません。

日本の、医療制度なんだそうですが、
病気や怪我を治す病院、病気や怪我が治ったら、その後のリハビリを受け持つ病院、
もしくは、リハビリしても回復が望めないようなら、療養型の病院、と、
役割分担があるそうなんです。

うちの場合のように、重度の頭部の疾患または、外傷で、脳にダメージを受けた場合は、
ほとんどの場合、治癒後にリハビリが必要になってきます。
私は、普通に怪我が治ったら、その病院で、ずっとリハビリもやり、
完治して退院、というふうに進むものだと思っていました。

ところが、そうでは無い様なんです…

受傷後に受けた手術日から換算し、2ヶ月以内にリハビリ専門病院に転院しないと、
リハビリ専門病院に受け入れてもらえなくなる、と言うんです。

まあ、細かくは、もっといろいろな換算の仕方があるんでしょうけれど、
うちの場合はそうなんです。
簡単に見つかるのなら、いいんですが、
実際のところ、お年寄りでもない年齢だと、なかなか無いのが実情です。

昨日も、病院から紹介していただいた、リハビリ専門病院を見学に行ってきました。

結果は…でした。

やはり、そこの病院は、ほとんどの方がご高齢で、
「歩けて、ご飯が1人で食べられるように」くらいまでの回復を目指しているところで、
今の主人には、あまりに物足りない感じがするんです。

すでに、1人でご飯が食べられるし、少し介助がいりますが、
歩けるようになってきました。
なのに、なのに、です。

やはり、ここは、主人のこれからの一生がかかってくるわけで、
なんとしても、普通に生活、うまくすれば、仕事復帰も視野に入れてくれるくらいの
「積極的なリハビリ」をしてくれる病院を探さなきゃと思います。

限られた時間の中で、どれだけ出来るかわからないけど、
後になって、後悔の無いようにしてあげたいと思っています。


今日は、コーヒーが飲みたいって言ってたっけ…

まだ、とろみがあるものでないと、むせてしまうので、
無理ですが、コーヒーゼリーでもいいやって言ってました

早く好きなものが食べられるようになれればいいなあと思います

さて、我が家の今夜のご飯です

       

これは、以前より、大変お世話になっている方で、Iさんという方が、
作って、届けてくださった、「牛すじの煮込み」です
大好きな、小鹿田焼き(おんたやき)の小鉢に盛り付けて戴きました。
この小鹿田焼きの器は、主人との新婚旅行で行った、九州の焼き物で、
針で引っかいたような、特有の柄が一面につけてある、めずらしいものです。
何とも土の色が素朴で、気に入っています。
確か、今テレビコマーシャルで、水車でことこと土を引いている様子が流れた後、
焼き物を作るろくろを回しているのがあると思うのですが、
多分あれは、小鹿田焼きの水車だと思います。

…あれ、話題がそれちゃったすみません
そうです、この牛すじの煮込み、すんごく美味しくて、
今度作り方を教えていただくことにしました。
毎日晩酌をしていた主人がもっとも好きそうなお料理です

他にも    
鮭のマリネも戴き、とっても豪勢なお食事になりました

Iさんには、以前にも、豚の角煮などを届けてくださいました。
いつも、私たちのことを気にかけていただいて、本当にありがたいです。
この気持ちは、いくら言葉にしてもしきれないくらい感謝しています。

ここのところ、夕食のほとんどを母にお任せしていて、
申し訳ないと思いつつも、何にも出来ずにいましたので、
本当に有難かったです

早く主人もこんな自分の好きな料理が食べられるように、
頑張って治療に専念して欲しいものです
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私の失敗 主人の努力

2008-06-03 22:15:30 | 家族
昨日までとは、打って変わって、また寒いくらいの陽気になってしまいました

昨日も、今日も病院に行ってきました。

実は昨日、入院以来、封印してきたことをチラッと話してしまいました…

それは、仕事のこと。

怪我をする前に、4月終わりから入る予定だった、お店の改装工事がありました。
怪我をしたために、4月の予定は、中止になってしまいましたが、
オーナーの方にとっては、夢見ていたことが、流れてしまうなんて、
思っても見なかったことだったでしょう。

結局、そのまま工事を引き継いでやっていただけるところが見つかり、
約ひと月遅れで6月初めから、その工事が始まりました。

怪我当時には、すでに手配が済んでいたものもあったんですが、
一方では、オーナーの意向を汲んで考えた、まだ主人の頭の中にしか無かった図面もあって、
引き継いでくださった方には相当な苦労があったと思います。
それでも快くお受けいただいたことは、オーナーにとっても、
うちにとっても、本当に有り難かったことでした。

「昨日から、工事始まったって」

ペロッと言ってしまったんです…

主人は、ずっと仕事のことは口に出さなかったので、意識の中には無いものだと、
決めてかかっていた私がバカでした
それから、主人は、しばらく口をぎゅっと結んだまま、何も言わなくなってしまいました。

「行かなきゃ」…しばらく考え込んだあと、ボソッと、口を開いた言葉です。

主人は、自分が行かなきゃ、工事がスムーズに進まないからと言って、
あれこれと、発注するものを指を折って考え始めてしまいました。

「だから、他の方がやってくれているから、大丈夫だってば」

何度言っても、「オレが行かなきゃ…」を繰り返す主人。
結局、その日は、あまり話も弾まないまま、私は仕事に行きました。

で、今日です。どんな様子だろうと、ちょっとドキドキして行きました…

今日は、お天気の割には、元気そうな様子。
ホッとしていると、見たことの無い、「ひも」が、肩とベッドをつないでいます…
自分ではまだ上半身を支えられないから、誰かが付き添わないと、
起き上がったり、ベッドに座れないのに、
勝手に夜中に起き上がってしまったとか…
それで、上半身を起こして、ひもが抜けると、ナースコールが鳴るといった仕組みのものがつけられてしまったのでした

昨日の話からそう思ったのかは、分かりませんが、
「歩けるようにならないと」と言って、
すごいやる気になっているようなのです

実際、今日は、外は雨だったので、病室内で、初めて歩く練習をしました
空手をやってる、たくましい男性看護師さんに支えられて、
ベッドから病室入り口まで、2往復
一度目は若干のフラつきがあり、歩調もあせっているのか、
バラバラで、よくなかったけれど、
二度目は、看護師さんの掛け声に合わせて、自分の足に体重を乗せて歩くことが出来ました

それからしばしの休憩…

今度は、少し離れたトイレまで、歩いていくことになりました…
もちろん隣には、もしものための車椅子も一緒にですが…
看護師さんに少し支えてもらって何とか、行くことができました
これからは、時間があったら、トイレで用を済ませられそうです

なんという、進歩でしょう…

昨日の、私の仕事の話が、良い方へ働いたのか、
歩くことが嬉しくて、頑張ってくれたのかは、本当のところ分からないけど、
そんなのどっちでもいいや
とにかく歩けたんだもん



…しかし、食事に出てくる、「お粥」に、「粉ぐすり」をかけて食べてる(飲んでる)のって、どうなんでしょう…
ここのところ、「こなぐすり」が飲みにくいと言って、
「ふりかけ」のようにして、食べ終わる直前のお粥にかけているんです
まあ、本人が、それで飲めるんならいいんですケド…

そういえば、やっぱり食事に出てくる、「フルーチェ」っぽいヤツも
お粥にかけてたなあ…うっ、気持ちワル…
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