ひよりの音楽自己満足

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14.2.23 新世界(鬼怒さんスーパーセッション)

2014-02-27 22:22:13 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2014.2.23 六本木 音楽実験室新世界
<新世界/Shinsekai plays Magma’s DE FUTURA>
 昨年2013年10月、凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>率いるスーパーセッションバンドが凄まじいまでの音圧の超弩級のライブを魅せてくれました。メンバーはドラムスが<吉田達也さん>、キーボード<中山努さん>、ベースが<早川岳晴さん>と<佐藤研二さん>。極太重低音の嵐のような破壊的サウンドでド迫力の「Magma/De futura」を聴かせてくれたんですね。自分は恥ずかしながらMagmaを聴いたことがなかったもので、Magmaってこんなに凄いのかって思って。その後早速YoutubeでMagmaのDe futuraのライブ動画を見たんですけど・・・なんかそれほどでもなくてがっかり。ところがいつの間にかこの時のライブ映像がyoutubeにUPされていて超ビックリ!あの感動が蘇って感激しました。あの凄いメンツがそうそう集まることはないでしょうから、もうあのライブは観れないだろうなぁ~なんて勝手に思っていました。ところがなんと4か月後の2/23にまた同じメンツでライブをやってくれると知って超ビックリ!しかもユニット名が<新世界>と名付けられたようで。もちろんすぐ予約して当日を楽しみにしていました。

 さて当日。日曜なので時間に間に合うように家を出て四谷へ。軽く夕食を摂ってお店に行くと、空席があとわずか。ヤバかったっす。後ろの方の席が空いていたのでGETして開演を待ちます。満員です。ステージは向かって左後方に2タム1バスのドラムセット、左フロントがギター、中央はベース2人分のスペースで、左に早川さんのアイバニーズのブラウン4弦ベースとナチュラルボディの5弦ベースが、右にサトケンさんのレッドSG4弦ベースとマーシャルアンプが。そしてステージ右にハモンドオルガンとシンセ1台のキーボードセットが。

 19時10分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。「はい、お待たせしました。演奏始めたいと思います」「<新世界>というバンドです」って鬼怒さんが挨拶して大拍手!「去年やって盛り上がったので」って。で、このユニット名を<新世界>としたことに他のメンバーから賛同は得られなかったそうですが、代案が出てこなかったのでそのままにしたそうで。ここでメンバー紹介です。「キーボード、中山努!ベース1、佐藤研二!ベース2、早川岳晴!ドラムス、吉田達也!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおのに大拍手が。

 1曲目は早川さんの曲で「ジュマイラ」っておっしゃったかな?カウントからミドルテンポでパワフルなドラムとグルーヴィなベースリフがはいって、オルガンのリズミカルなリフとギターのヘヴィリフからギターとベースがユニゾンでのびやかに奏で、ドラムが叩きまくって。中盤ではサトケンさんのエモーショナルなベースソロが。ドラムが叩きまくって盛り上げてアグレッシブに弾きまくって。続いてギターのテクニカルなソロが。ドラムはより激しく叩きまくって。ソロが終わると大拍手!終盤ではヘヴィリフのユニゾンやテクニカルなフィル、叩きまくりドラムからダイナミックなリフが。

 2曲目は吉田さんの曲。タイトルを聞き逃しちゃいました。オールコーラスからミドルテンポのダイナミックなリフがはいって、ヘヴィリフにのって吉田さんのシャウトヴォーカルがはいって。サトケンさんノリノリです。その後、早川さんのベースソロが。序盤はエモーショナルに奏で、そこからテクニカルに弾きまくって、さらにサトケンさんも、ギターもキーボードも弾きまくり、ドラムも叩きまくりでカオス状態に。中盤ではミドルテンポのリフとリズムがはいって、一転ハイテンポの疾走モードになって激しく弾きまくり叩きまくりで盛り上がって。その後一旦止まって、鬼怒さんのカウントからミドルテンポのリズミカルなリフがはいって、吉田さんが叩きながらシャウトヴォーカルを。そしてミドルテンポのリフからオルガンのアヴァンギャルドなソロが。ラストはヘヴィリフからドラムが叩きまくって。

 「大人げない演奏で」って鬼怒さん、爆笑!「全体的にこんな感じです」って。「とはいえ、次は大人のロックを」って。「Cream愛に満ちた佐藤さんより説明を」って鬼怒さん、MCをサトケンさんに振って。「鬼怒さんからのリクエストなんですよ」ってサトケンさん。ベタな選曲ということで自分からは言いづらいそうで。

 3曲目はCreamの「White Room」。ダイナミックなリフとオールコーラスからはじまって、ミドルテンポのパワフルなリフにのってサトケンさんが力強くのびやかにサトケンさんが歌って、ミラーボールが回るなか、Bメロを鬼怒さんがのびやかに歌って、サトケンさんがコーラスを入れて。中盤ではダイナミックなリフとオールコーラスからオルガンのエモーショナルなソロが。その後ヴァースに戻ってサトケンさんがAメロを歌ってギターがワウを効かせたフィルを入れ、Bメロは鬼怒さんをのびやかに歌い、サトケンさんがコーラスを入れて。終盤ではダイナミックリフ&コーラスからギターのワウを効かせたテクニカルなソロが。サトケンさんノリノリでリフを。ラストはヘヴィリフからだんだんゆっくりと。サトケンさんはスキャットを入れて。

 続いて4曲目は早川さんの曲で「玄武」。早川さんのズンズン響くヘヴィリフからミドルテンポではじまって、パワフルなドラムにのってギターとオルガンがヘヴィでダークなリフを、そしてギターの早川さんのベースがユニゾンでのびやかに妖しいメロを奏でて。その後、早川さんの極太のテクニカルなソロが。ドラムが叩きまくって。中盤ではダイナミックなヘヴィリフと叩きまくりドラムフィルの掛け合いからキーボードソロへ。序盤は幻想的なシンセソロ、その後オルガンのアヴァンギャルドでテクニカルなソロが。続いてテクニカルなギターソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて。終盤ではヘヴィでダークなリフがはいって、ドラムが叩きまくって。「ベース、早川岳晴!」って大拍手!

 次の曲はなんと中山さんがこの<新世界>ユニット用に書きおろした新曲だそうで「プログレ大作」って鬼怒さん。しかも3部作だそうですが「2番はあまりにも難しいので今日は1番だけ」って鬼怒さん。でも「中山さんってプログレはお好きじゃなかったですよね」「The Bandとかがお好きなんですよね」って鬼怒さん、爆笑!「プロの仕事」って鬼怒さん。中山さんから送られてきた資料音源を鬼怒さん「カンタベリープログレ。さすが奥が深い」って。「キーボード、中山努!」って大拍手。

 「ご準備が宜しければ、中山さんのご発声で」って鬼怒さん、爆笑!5曲目は中山さん書きおろしの「新世界1」。静かなアップテンポのリズムがはいって、ベースのハーモニクスサウンドが響き、そこにパワフルでダイナミックなリフがはいってアップテンポのノリノリモードでギターのヘヴィリフとオルガンリフ、そしてギターとオルガンがミステリアスなリフを。中盤では一旦止まって静かになって、幻想的な感じになり、そこから早川さんのエフェクトを掛けたベースのテクニカルなソロが。ここでは5弦ベースです。続いてはスペーシーサウンドが響いてからアップテンポのノリノリモードでオルガンのリズミカルなソロが。ドラマティックに盛り上がって。その後、リズミカルなリフ、ユニゾンリフからギターのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくって盛り上げて。終盤ではダイナミックなリフからベースのリズミカルなリフにのってオルガンがのびやかに奏で、ダイナミックリフから弾きまくり叩きまくりでFin。
 「キーボード、中山努!」って大拍手!「しばらく休憩します」って鬼怒さん。これで第1部終了です。時計を見ると20時4分。1時間弱の第1部でした。

 20時25分ころ、メンバーの皆さんがステージに戻って大拍手!メンバーの皆さんはながーい譜面の準備を。アレ用ですね。第2部最初となる6曲目はMagmaの「De futura」。♪ドンドンとパワフルなバスドラがミドルテンポで響き、ぶっといベースリフとギターのミステリアスなリフからヘヴィリフにのって吉田さんと鬼怒さんとサトケンさんがコバイア語ヴォーカルを。そしてキーボードの幻想的なスペーシーサウンドが響き、早川さんのテクニカルなベースソロが。ドラムが叩きまくって盛り上げて。その後ミドルテンポのヘヴィリフからパワフルなヴォーカルがはいってドラムが叩きまくって。中盤では静かになって、ギターのヴァイオリントーンサウンドが幻想的に響いて。そしてベースのミドルテンポの極太リフが徐々にテンポアップしていってギターとオルガンもはいって激しくなって、アップテンポのパワフルなリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって。その後、ギターのディレイを効かせたタッピングも交えた幻想的なソロが。終盤ではパワフルでリズミカルなリフがシャウトヴォーカルとともに激しくなって盛り上がって。その後ダークリフがゆったりとながれ、そして吉田さんのシャウトヴォーカルからヘヴィリフがだんだん早くなって、ドラムも叩きまくって盛り上がって、ダイナミックにFin。
 「ベース、佐藤研二!ベース、早川岳晴!キーボード、中山努!ドラムス、吉田達也!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおのに大拍手が。
 「必要以上に力がはいって」ってサトケンさん。「力はいっちゃいますよ」「癒しの音楽じゃない」って鬼怒さん。「たまにはいい」ってサトケンさん。。「吉田さんにとってはこれが癒し」って鬼怒さん、爆笑!

 次の曲は「歯をくいしばって聴く」ってサトケンさん。「さすがのサトケンさんも魂が抜けたようで」って鬼怒さん、爆笑!「抜け殻です」ってサトケンさん。
 「サビはご唱和ください」ってサトケンさん。はじまった7曲目はおなじみ「Spoonful」。まずはベースがゆったりとリフを弾き、ギターとドラムがフィルをいれて、そこから早川さんのエモーショナルなベースソロ、続いてサトケンさんのアヴァンギャルドなソロが。ドラムも叩きまくって。その後ベースリフからまずはサトケンさんがパワフルに歌って、サビはオールコーラスで。サトケンさんのエモーショナルなベースソロから2ヴァースは早川さんがシブくパワフルに語り調で歌って、サビはオールコーラスで。中盤では早川さんのテクニカルなソロが。途中からサトケンさんも弾きまくって、アグレッシブなソロバトルを。その後一旦静かになってギターソロへ。そこからドラムも叩きまくり、ベースも弾きまくって、ギターのアップテンポのヘヴィリフからハイテンポのパワフルな疾走モードになってギターがめっちゃ弾きまくりで激しく盛り上がって。終盤ではゆったりのミドルテンポのけだるい感じになって、鬼怒さんがパワフルに歌って、サビではオールコーラスで。その後ギターもオルガンも弾きまくって、ドラムも叩きまくって盛り上がって。

 「ありがとうございます。次が最後です」って鬼怒さん。ここでメンバーの皆さんおのおののライブ告知や物販のCD他の宣伝を。

 「今日は本当にありがとうございました」って鬼怒さん。本編最後となる8曲目は「crawler-D」。AよりもヘヴィなのでDだそうで。ダイナミックなヘヴィリフと叩きまくりドラムから激しくはじまって、オルガンリフにのってギターがリズミカルなリフを。そしてギターとオルガンのユニゾンでのヘヴィリフからギターとオルガンがのびやかに奏でて。中盤ではブレイクからサトケンさんのテクニカルなベースソロ、続いてダイナミックなリフを挟んでオルガンソロとギターのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックなリフと叩きまくりドラムからアップテンポでリスミカルなリフからギターとオルガンがのびやかに奏で、テクニカルなユニゾンも。ラストはダイナミックなリフがスリリングに。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。キーボード、中山努!ベース、佐藤研二!ベース、早川岳晴!ドラムス、吉田達也!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおのに大拍手が。メンバーの皆さんは楽屋に行こうとしますが、大拍手がアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。するとほどなく鬼怒さんが「ありがとうございます」って大拍手!

 そして鬼怒さんがアンコール曲を発表すると少し笑いが。「失笑されてますよ」ってサトケンさん。「知ってるってことはみんな歌えるってことですよね」って爆笑!ここで鬼怒さんが大きなため息をして爆笑!サトケンさんはここでメガネをかけて。「足りないインテリジェンスをモノで補う」ってサトケンさん。アンコール曲はUriah HeepのGypsyも候補にあがったそうですが、今回は間に合わなかったそうで。「じゃあ、次回は」って鬼怒さん。

 オーラス9曲目はなんとBlack Sabbathの「Iron Man」。まさかSabbathをこのメンツでやってくれるなんて超ビックリ!♪ドンドンってミドルテンポのバスドラからギターがヘヴィダークサウンドを響かせ、サトケンさんがノド仏を叩きながら♪I am Iron man~って。そしてユニゾンでのミドルテンポのヘヴィダークリフから鬼怒さんとサトケンさんがのびやかに歌って、その後ヘヴィリフと叩きまくりドラムフィルが交互に。中盤ではブレイクからアップテンポのノリノリモードでオルガンのテクニカルなソロが。その後、ミドルテンポに戻ってヘヴィダークリフと叩きまくりドラムフィルからパワフルなヴォーカルがはいって。終盤ではハイハットのアップテンポのリズムからギターのテクニカルなソロと叩きまくりドラムが。ラストはダイナミックなリフで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました。キーボード、中山努!ベース、佐藤研二!ベース、早川岳晴!ドラムス、吉田達也!」「ギター、鬼怒無月!」っておのおのに大拍手が。メンバーの皆さんは大拍手のなか、楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると21時20分。約1時間の第2部で、合計2時間弱の凄まじいライブでした。
 再びやってくれてめっちゃ嬉しかったっす。極太爆音のDe futura、今回も凄すぎ!弾きまくり叩きまくりでものすごい迫力で、音だけでなく振動も凄くて体全体で極太爆音を体感して、心地いい疲労感を味あわせていただきました。耳鳴りも。それと、まさかアンコールでSabbathとは。超ビックリの嬉しいサプライズでした。まあでもSabbathはやっぱり<人間椅子>かな。それはともかくも<新世界>またぜひやってほしいっす。