ひよりの音楽自己満足

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14.2.10 鬼怒無月さん ソロ

2014-02-12 23:00:32 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇2014.2.10 横浜野毛DOLPHY
<ソロ>
 凄腕ギタリスト<鬼怒無月さん>。これまで様々なユニットでのライブはいろいろと観に行きましたが、ソロのライブは一度も行ったことがなかったんですね。大体は荻窪方面で行われていることが多いようで、その場合だと最後まで観ると家が遠い自分は帰れなくなる心配があるものであきらめていました。そんな折にいつものように野毛のスケジュール表をチェックすると・・・なんとソロライブの予定があるじゃないですか!もちろん即予約して当日を楽しみにしていました。

 さて当日。仕事を終えてから野毛へ。ちょと早めに着いたので軽く夕食を摂ってからお店へ。平日の月曜ですから入りはイマイチですけど、仕方ないっすね。ただ、お客さんは淑女の方々ばかりで男性は自分だけ。今日ってもしかしてLadies Dayなの?って疑うくらいに、自分のようなおっさんはなんか場違いな感じっす。マズかったかなぁ。鬼怒さんはカウンターでマスターや親しいお客様と歓談されていました。ステージにはガットギターが準備されています。ステージをよくみるとエフェクターなしですね。ガットギターの生音を直接マイクで拾うようです。

 19時45分ころ、鬼怒さんがステージに登場してガットギターの準備を。「演奏始めたいと思います。鬼怒無月です。宜しくお願いします」って丁寧に挨拶されて拍手!ここDOLPHYでソロライブをやるのは初めてなのだそうで。

 1曲目は「Amazing Grace」。美しいハーモニクスサウンドからゆったりとしっとりとはじまって、早春を感じる瑞々しい感じのリズミカルなリフから綺麗なテーマメロディが力強く奏でられて。そしてアップテンポのパワフルなカッティングリフが躍動感たっぷりにながれ、テクニカルなフィルも交えて激しくスリリングに展開して。その後、静かになって、アップテンポのリズミカルなアルペジオリフからテーマメロディがゆったりと奏でられ、ラストはしっとりと。

 続いて2曲目は「黒いオルフェ」っておっしゃったかな?スパニッシュな感じの情熱的なテクニカルリフから早弾きのテクニカルなソロが。そしてミドルテンポで哀愁ただようメロディがしっとりとながれ、力強くメロウにテクニカルに奏でられて。その後テクニカルなソロとパワフルなカッティングが。そしてアップテンポのパワフルなカッティングリフとテクニカルなフィルが交互にスリリングに。終盤では力強くメロウに奏で、ゆったりとしっとりと。

 3曲目はアラブの宮廷音楽だそうですが、タイトルを聞き逃してしまいました。妖しいメロディがゆったりと幽玄に奏でられ、ミドルテンポでエモーショナルに妖しく響いて。その後徐々に力強くなっていって、パワフルなカッティングリフとしっとりとメロウなリフが交互に。ラストはゆったりと妖しく。

 4曲目はジャコ・パストリアス氏の「Three views of a secret」。綺麗で爽やかなリフからゆったりとはじまって、エレガントでオシャレな曲調に。昼下がりのアフタヌーンティータイムを優雅な感じでゆったりとくつろいでいるかのような。そしてリズミカルでエモーショナルなソロが爽やかに心地よく奏でられて。その後、オシャレなリフからリズミカルなソロ、そこからパワフルなカッティングリフがはいって、テクニカルなソロへ。ラストはゆったりとなって、ハーモニクスサウンドが綺麗に響いて。

 「前半はあと1曲」って、5曲目は「Waltzing Machida」。ゆったりとほのぼのした感じのリフが奏でられて。間奏ではエモーショナルなソロがメロウにゆったりと。その後ゆったりと力強くテーマメロが奏でられ、ゆったりとFin。
 曲が終わると拍手が。「ありがとうございます。しばらく休憩します」って。ここで物販のCDの宣伝を。これにて第1部終了です。時計を見ると20時24分。約40分の第1部でした。休憩中、鬼怒さんはマスターや親しいお客様方と歓談されてました。ちょと失礼(?)なお話も聞こえてきて、思わず笑っちゃいました。

 20時55分ころ、鬼怒さんがステージに戻って準備を。第2部最初となる6曲目は「Danny Boy」。瑞々しい感じのメロディがゆったりとながれ、そして青い広大な空を眺めているかのようなすがすがしく爽やかで、しかもほのぼのした感じのリフが力強くながれて。その後エモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤ではほのぼのした感じのリフが爽やかにながれ、そして力強く奏でられて。ラストはゆったりと。

 続いて7曲目はThe Beatlesの「ノルウェーの森」。ミドルテンポのパワフルなリフからテクニカルなリフ、アップテンポのパワフルなリフからテクニカルなリフが交互に。そしてミドルテンポのパワフルなリフからテクニカルなソロへ。その後、パワフルなリフからテクニカルなリフ、そこからアップテンポで躍動感たっぷりにパワフルなリフが。中盤ではアップテンポでリズミカルなリフが爽やかにながれ、躍動感たっぷりのパワフルなカッティングリフとテクニカルなリフが交互に展開し、終盤では一旦静かになるも再び力強く盛り上がっていって、ラストは静かにゆっくりと。

 ここで鬼怒さん、空気が乾燥しているせいか、咳が出るようになって、近くのお客さんが鬼怒さんに飴を渡して。「飴をなめながらライブをやるのは初めて」って。
 次の曲はハリー・ベラフォンテ氏の曲だそうで。鬼怒さんのご両親がベラフォンテ氏がお好きだったそうで、鬼怒さんも子供の頃からなじまれていたようで。

 8曲目は「さらばジャマイカ」。ほのぼのした感じのリフからゆったりとはじまり、ミドルテンポでリズミカルなリフが明るく爽やかな感じでながれて。
 続いて9曲目は「Greensleaves」。まずは綺麗なリフがしっとりとながれ、エモーショナルかつテクニカルなソロが。その後、アップテンポでパワフルなリフとテクニカルなリフが躍動感たっぷりにながれ、パワフルなカッティングリフとテクニカルなフィルから、カッティングリフが激しくエネルギッシュに、ピックが飛ぶくらいに。終盤ではゆったりとしっとりと、そしてテーマメロがしっとりと奏でられて。

 10曲目はオリジナル曲で「ブレスト」っておっしゃったかな?ほっこりした感じのほのぼのメロディがゆったりとながれ、エモーショナルなソロへ。その後、ミドルテンポでほのぼのリフがリズミカルに。終盤ではパワフルなリフからリズミカルにテーマリフがながれ、徐々にテンポダウンしていってゆったりと静かにしっとりと。

 「次で最後の曲にしたいと思います」って。「JAZZのお店なのでコルトレーンの曲を」って、本編最後となる11曲目は「アフロブルー」。ミュートしたアップテンポのリズミカルなリフからはじまって、テクニカルなリフ、ゆったりとパワフルなリフ、テクニカルなリフからソロとスリリングに展開して。その後、ミドルテンポでパワフルなリフがリズミカルにながれ、テクニカルなソロへ。そしてアップテンポの躍動感たっぷりのリフからエモーショナルかつテクニカルなソロが。中盤ではアップテンポのパワフルなカッティングリフとテクニカルなフィルが交互にスリリングに展開し、カッティングリフが激しくエネルギッシュに。終盤では一旦静かになるも再び躍動感たっぷりに激しくエネルギッシュなカッティングリフとテクニカルなフィルが。そしてリズミカルなテーマリフからパワフルなカッティングリフがはいるも、ラストはゆっくりと静かに。

 曲が終わると拍手!「ありがとうございました」って鬼怒さん、立ってお辞儀をして、拍手のなか、楽屋へ。もちろん拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。するとほどなく鬼怒さんがステージにもどって拍手で迎えられます。
 「ありがとうございます」って。ここで今後の告知ですが、5月にはここでヤヒロさんらとのセッション、そして伊藤芳輝さんとのDUOも予定されているようで。めっちゃ楽しみです。

 「予定してた曲をやってしまったんで・・・ブルーズを」ってオーラス12曲目は「Spoonful」。ミドルテンポのブルージーでパワフルなリフからパンチの効いた力強いヴォーカルがはいって、シャウトもキメて、サビもパワフルに。そしてテクニカルなソロからパワフルなヴォーカルがはいって、シャウトもキメて。めちゃかっくいいっす!間奏ではテクニカルなソロが。そしてパワフルなカッティングリフとテクニカルなフィルが交互に。終盤ではパワフルなリフからヴァースに戻って力強いヴォーカルが。ラストはパワフルなカッティングリフから♪ジャーン!って力強くFin。

 曲が終わると拍手!「ありがとうございました」って鬼怒さん、立ってお辞儀をして、これにてライブ終了です。時計を見ると21時55分。ちょうど1時間の第2部で、合計1時間40分のとっても素敵なライブでした。
 初めて観たソロライブ、ガットギター1本でエフェクターもなしで、JAZZやTradやアラブ音楽などを繊細かつパワフルに躍動感たっぷりに聴かせてくれ、アンコールではパワフルシャウトのSpoonfulも演ってくれてめっちゃ嬉しかったっす。とっても楽しめたライブでした。