ひよりの音楽自己満足

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スパニッシュコネクション 3

2009-05-17 07:16:03 | スパニッシュコネクション
 タブラ・ヴァイオリン・ギターを操って、インドから東欧そしてスペインへのジプシーの道のりを音楽で表現するユニット<スパニッシュ・コネクション>。2001年7月に1stアルバムを、翌2002年7月に2ndアルバム「Caliente/カリエンテ」を発表。そして2003年11月には3rdアルバム「tres/トレス」を発表されます。毎年コンスタントにアルバムを発表されるって凄いっすね。
 アルバム1曲目は「Arena/熱い砂」。リズミカルなギターリフ、そしてアップテンポのタブラのリズムがはいって、そこにヴァイオリンが加わって。情熱的な躍動感あふれるダンサブルな曲です。中盤はエネルギッシュなギターソロが。終盤では美しく艶やかなヴァイオリンの音色が響いて。
 2曲目は「Jujo」。おだやかな感じのゆったりとしたギターのフレーズからはじまり、軽やかなダブラのリズムがはいって。ミドルテンポのほのぼのするような曲調ですね。のびやかでたおやかにながれるヴァイオリンの音色にもうっとりです。心地よくながれ、心安らぐ感じです。
 3曲目は「Paso a paso」。力強い音色のギターリフからはじまり、アップテンポで明るく楽しく爽やかな感じに。その後ヴァイオリンとギターのアラビアンなフレーズが。続いてはスパニッシュな力強いリフとタブラソロの掛け合いに。クラシカルで優雅な雰囲気のヴァイオリンのフレーズも。どんどん展開していく曲ですね。
 4曲目は「Angelica」。ギターのゆったりとした哀愁ただようリフレインからはじまって、ヴァイオリンの切ない音色が寂しそうにながれて。静かな叙情的な曲ですね。中盤にはエモーショナルなギターソロ、そして哀しげなヴァイオリンソロが。
 5曲目は「Salsa de soja」。リズミカルなタブラのリズムからはじまり、哀愁ただようフレーズがながれ、そしてギターソロ、テクニカルなユニゾンと続きます。中盤には力強いギターソロ、そして艶やかなヴァイオリンソロが。終盤には短いタブラソロも。ラストはダイナミックにユニゾンをキメてFin。
 6曲目は「Aroma de luna/月の香り」。幽玄な雰囲気からはじまって徐々に力強くしかもメロディアスに。緩急織り交ぜたギターの魅力たっぷりのソロ曲です。
 7曲目は「My favorite things」。JAZZの超有名なスタンダード曲ですね。パワフルでテクニカルなユニゾンからはじまって、あの馴染み深いゆったりとした綺麗なフレーズが心地よくながれて。中盤にはパワフルなギターソロ&艶やかなヴァイオリンソロが。終盤にはリフとパーカッションの掛け合いも。
 8曲目は「Violin por solea」。哀愁ただようギターソロからはじまって、そしてヴァイオリンの哀しげなフレーズがゆったりとながれて。中盤は美しいメロディがゆったりと響き、終盤にはアップテンポになってパワフルで情熱的な展開に。ヴァイオリン主体のドラマティックな曲です。
 9曲目は「Toma que」。アップテンポで躍動感たっぷりにはじまり、そしてパワフルなヴォイスタブラも。吉見さんの迫力のあるタブラソロ曲です。
 10曲目は「Anda!」。エモーショナルなギターフレーズからはじまって、アップテンポのリズミカルなリフが。ギターとタブラのバトルのような激しい応酬みたいな展開ですね。めっちゃエネルギッシュでパワフルな曲です。
 11曲目は「A lover’s concerto」。タブラのリズムと力強い楽しいコーラスからはじまります。超有名な曲ですね。原曲は優雅なワルツですが、アップテンポのダンサブルでとっても明るく楽しいアレンジに。中盤まずは軽快で爽やかなギターソロ、続いてはクラシカルで優雅なヴァイオリンソロが。艶やかで綺麗なヴァイオリンの音色にうっとりし、パワフルなコーラスにウキウキ♪しちゃいます。踊りたくなるくらいにとっても楽しくて思わず笑顔になっちゃいますね。
 今回もバラエティに富んだ楽しく激しく美しく情熱的な曲が目白押しで、しかも一般のひともなじみ深いフレーズがいくつも飛び出して。めっちゃ楽しめる素敵なアルバムですね。

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