ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

鬼武みゆきさん  HAPPINESS IS…

2013-11-29 06:22:20 | ジャズ
 明るく爽やかでとっても楽しい曲、そしてゆったりおだやかほのぼのするきれいなメロディの心温まる、心癒される曲など、素敵な曲を素敵な演奏で聴かせてくれるピアニスト<鬼武みゆきさん>。2008年10月に初めてライブを観てからハマってしまいました。多くのミュージシャンとの共演や、TV番組等の音楽の作曲・編曲など幅広く活躍され、2002年には自身のレーベル<Eternal Music Records>を設立して1stアルバム「Beautiful Life」を発表。2004年に2ndアルバム「Little Journey」を、2008年に3rdアルバム「Eternal Ones」を発表。そして2011年には盲目のヴォーカリストであり、ギタリストでもある<Gladston Gallizaさん>とのコラボレーションアルバム「Alvorada/アルヴォラーダ(夜明け)」を発表され、活躍されています。
 みゆきさんは、2011年の震災を機に、ショックを受けた人々に“元気になってもらえたら”“ホッとできるような”音楽や映像を届けたい、という想いから”Happiness is・・・ “と題して各界著名人から”Happiness(私の幸せ)“の言葉や詩をいただいて、みゆきさんの音楽と写真家<森日出夫さん>の写真とのコラボで1分間のショートムービーを2012年1月より「1 minute piece “Happiness is・・・”」をネット配信されています。そしてここで作られた音楽が様々なゲストミュージシャンとともにライブでも演奏され、その度に熟成されて2013年10月にアルバム「HAPPINESS IS…」として発表されました。目を閉じてそっと微笑む、慈愛に満ちた表情のジャケットにうっとり。内ジャケットには目を開いて微笑む美しいお写真も。ジャケットを見ているだけでも癒されますね。
 アルバム参加メンバーは、パーソナルメンバーが、フルート<赤木りえさん>、ヴァイオリン<中西俊博さん>、ベース<鳥越啓介さん>、ドラムス<岩瀬立飛さん>、アコーディオン<佐藤芳明さん>で、ゲストでベース<グレッグ・リーさん>、ヴァイオリン<会田桃子さん>、ヴィオラ<細川亜維子さん>、チェロ<村中俊之さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「Lighthouse」。ゆったりと力強いピアノリフからはじまって、ヴァイオリンの幻想的な音色が響いて。そしてピアノがほのぼのした感じのメロディを奏で、ヴァイオリンがフィルを入れ、ピアノリフからしっとりと力強いベースソロへ。その後ピアノがほのぼのしたメロディを奏で、そのままエモーショナルなソロへ。ラストはピアノがしっとりと、ヴァイオリンが幻想的に奏でて。
 2曲目は「After The Rain」。ピアノがリズミカルにほのぼのした感じのリフからフルートがしっとりとのびやかに奏で、ヴァイオリンとアコーディオンがのびやかにムーディに奏でて。そしてフルートがしっとりとのびやかに奏で、ピアノの綺麗な音色のエモーショナルなソロ、続いてフルートもエモーショナルなソロを。その後ヴァイオリンがゆったりとのびやかに奏で、フルートが加わってユニゾンでドラマティックに奏でて盛り上がって。
 3曲目は「Something Will Happen Tonight」。アップテンポのノリノリのサンバ風リズムにのって、ダイナミックなユニゾンリフからピアノとアコーディオンがリズミカルなリフを明るく楽しく奏で、ダイナミックなオールユニゾンのリフへ。その後グルーヴィなノリノリのベースリフにのってピアノのリズミカルなソロ、フルートのテクニカルなソロ、ヴァイオリンの弾きまくりソロ、アコーディオンのリズミカルなソロと続いて、フルート・ヴァイオリン・アコーディオンがフリーインプロを繰り広げて。終盤ではベースのパワフルなソロ、そしてダイナミックなバンドリフと叩きまくりドラムソロの掛け合いも。ラストはダイナミックなオールユニゾンリフでパワフルに。
 4曲目は「道(The Road)」。ピアノのしっとりと暗く寂しげな音色がゆったりとながれ、ヴァイオリンが哀愁ただようメロディをしっとりと奏でて。そしてピアノリフからアコーディオンがのびやかに力強く奏でてドラマティックに盛り上がって。その後、静かになってピアノのしっとりとしたリフからヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに奏で、そこからヴァイオリンの哀しげなエモーショナルソロが。終盤ではピアノリフからアコーディオンがのびやかに力強く奏でてドラマティックに盛り上がって。ラストはしっとりと静かに。
 5曲目は「Walk with Seasons」。ピアノのアップテンポの明るく爽やかなリフからリズミカルにはじまって、ピアノとフルートがユニゾンで軽やかに楽しく奏でて。その後ピアノのリズミカルなリフからフルートのテクニカルなソロが。終盤では静かになってピアノがしっとりとゆったりと奏で、再びアップテンポになってピアノとフルートがユニゾンで明るく爽やかにリズミカルに奏で、ラストにはフルートのテクニカルなソロが。
 6曲目は「真剣勝負(Last Fight)」。ベースのパワフルでリズミカルなリフからピアノリフと叩きまくりドラムがはいって、フルートとヴァイオリンがリズミカルにユニゾンやハモりで奏で、さらにスリリングなユニゾンも。中盤ではベースリフをバックにピアノのパワフルでテクニカルなソロがたっぷりと。その後フルートとヴァイオリンがユニゾンでリズミカルにスリリングに。ドラムも叩きまくって。タイトル通り、めっちゃかっくいいっす。
 7曲目は「Heart to Heart」。アップテンポのハイハットのリズムにのってピアノの綺麗な音色のリズミカルなリフがながれ、ダンサブルな感じでノリノリで。そしてベースのノリノリのリフにのってフルートがリズミカルに爽やかに奏でて。中盤ではヴァイオリンのエモーショナルなソロが。その後ピアノのリズミカルなリフからフルートがのびやかに爽やかに奏で、続いてヴァイオリンも同じフレーズを奏でて、ドラマティックに盛り上がって。
 8曲目は「Precious Ones」。ヴァイオリンがのびやかにほのぼのした感じのリフを奏で、ストリングスアンサンブルがのびやかに奏で、ピアノがしっとりとゆったりとほのぼのしたメロディを奏で、ヴァイオリンとともにドラマティックに盛り上がって。中盤ではピアノのエモーショナルなソロが。そしてストリングスアンサンブルがエモーショナルに奏でて。終盤ではピアノの綺麗な音色のリフからドラマティックに盛り上がって。ラストはヴァイオリンがのびやかにほのぼのしたメロディを奏で、ゆっくりとしっとりと。
 9曲目は「Woods Where Birds Fly」。まずはヴァイオリン・ベース・ピアノの音色がフリーインプロのように空間を飛び交って。その後ピアノのしっとりとした音色がながれ、ミドルテンポのリズムがはいってピアノとベースがゆったりとアダルティな落ち着いた雰囲気を醸し出して。その後ピアノリフからアコーディオンのエモーショナルなソロが。それがテクニカルに盛り上がっていってパワフルなドラムとピアノリフとともに力強くダイナミックに。終盤では静かになってピアノのしっとりとしたリフからアコーディオンがのびやかに奏で、ラストはアコーディオンとベースがフリーインプロを。
 10曲目は「里山」。ピアノのしっとりとした音色が幻想的にながれて。そしてピアノがゆったりとほのぼのした感じのメロディを奏で、フルートが尺八のような音色で郷愁ただようメロディをゆったりと奏でて。その後ピアノのしっとりと美しいエモーショナルなソロ、続いてフルートの力強くテクニカルなソロが。終盤ではピアノとフルートがしっとりとゆったりと。
 11曲目は「永久の愛(Lasting Love)」。ピアノソロ曲。ピアノのたおやかな音色がゆったりとなだらかにながれ、そして美しく、大地の力強さ・自然の壮大さを感じさせるかのように力強く。その後、静かにしっとりとゆったりと。
 アルバム全体を通して意図通りのほのぼのした感じのメロディに包まれ、明るく楽しくパワフルな曲も絶妙にちりばめられ、しっとりとした曲もあって、そのうえ繊細で美しく、しかもテクニカルな演奏も堪能できてとっても聴き応えがあって楽しめる素敵なアルバムですね。またぜひライブを観に行きたいし、“Happiness is…”の配信も楽しみです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。