ひよりの音楽自己満足

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NOVELA 3

2008-05-25 08:02:01 | NOVELA系
 その後も精力的にライブ活動を続け、また創作活動も進めていて、81年の6月にセミアルバム「青の肖像」を発表します。さらにライブ活動のかたわらに9月から次作のレコーディングを開始し、12月に3rdアルバム「パラダイス・ロスト」を発表します。このアルバムはプロデューサーに<四人囃子>等で活躍された<森園勝敏さん>を迎えて制作されました。 アルバム1曲目は「失楽園への序曲」。テクノ調ではじまるハイテンポのハードロック。メロディはとってもキャッチーですね。リフはかなりテクニカルです。 2曲目は「仮装広場」。ミドルテンポのビートの効いたリズミカルな曲。ヴァースはテクノっぽいですね。間奏のベースソロ、かっくいいっす。 3曲目は「逃げろ!」。激しいドラムから始まるハイテンポのパワフルなハードロック。後半ドラムはほとんどソロ状態。めっちゃテクニカルです。 4曲目は「奇蹟」。ミドルテンポのメロディアスでキャッチーなロック。コーラスはQueenを意識したとか。 5曲目は「廃墟」。ピアノ連打からはじまる変拍子のパワフルな曲。間奏のシンセソロはめちゃドラマティック。 6曲目は「青の肖像」。オリジナルアルバムはPart3のみですが、CDではミニアルバムで先に発表されていたPart1 Part2と一緒に3部全て収録です。神秘的なシンセサウンドからはじまり、静かに叙情的なヴォーカルが入ります。間奏では衝撃的なティンパニ音からメロディアスなギターソロへ。そして力強いコーラスが。Part2ではかすかに聴こえるくらいの静かでゆったりとした幻想的なキーボード音が少しずつ音が大きくなって、そしてヴァイオリントーンのギターがはいってドラマティックに盛り上がっていきます。そしてPart3はパイプオルガン調のキーボードとヴォーカルの曲。教会の賛美歌を意識したそうです。 7曲目は「第3の剣」。ゆったりとした静かな雰囲気からいきなりパワフルなリフが。アップテンポのメロディアスなハードロックです。間奏では変拍子のテクニカルなギターソロ&キーボードソロも。そして最初の静かな展開があり、再びハードサウンドに。ラストは綺麗なピアノソロが。ドラマティックな曲ですね。 8曲目は「ロマンス・プロムナード」。前曲に続いてピアノからはじまりそして情感たっぷりのヴォーカルが。めっちゃ劇的なバラードです。思わずペンライトを持って手を大きく振りたくなりますね。コーラスのギターソロもとっても綺麗。 9曲目は「ファッション雑誌のパッション・プレイ」。ベースから始まるパワフルでちょっぴりファンキーなミドルテンポの曲。この曲のヴォーカルはヨシロウさんです。 10曲目は「地球/Terra」。アップテンポのテクニカルなリフからはじまる変拍子のハードロック。間奏ではテンポダウンしてギターソロが。キーボードサウンドはスペーシーな雰囲気を醸し出してますね。最後はネジを巻く効果音でFin。(この曲ってテルズ・シンフォニアの「ぜんまい仕掛けの地球」につながっているのかな?) このアルバムの曲は全て曲間ナシでメドレー形式でつながっています。第1期NOVELAの最高傑作と称えられています。
 アルバム発表後、レコ発ライブを各地で行いますが、翌82年3月のライブを最後にヨシロウさん、山根さん、秋田さんのお3方が音楽方向性の違いで脱退してしまいます。元々プログレよりも楽しいロックがやりたかった、といわれるヨシロウさん。その後、ヘヴィメタルバンド<ACTION>を結成し、84年にはあの<Rainbow>の前座も務めたり、アルバムも何枚も発表して大活躍。