満月に聴く音楽

宮本隆の音楽活動(エレクトリックベース、時弦プロダクションなど)及び、新譜批評のサイト

6.8.(sat)sound of electric-edges vol.2 終了。

2019-06-10 | 新規投稿
6.8.(sat)sound of electric-edges vol.2 終了。
Christopher Fryman [ trumpet with computer] × Flagio [contrabass] Flagio氏の超重厚なアンビエントベースを背景にChristopher Frymanがトーンを合わせたような深遠なリバーブを効かせたトランペットで応酬。音響系得在りながら何やら対峙するようなレアな即興DUOといった趣きが感じられた。私と石上加寿也氏はこれまでも幾度なく演奏する仲だが、いつも念頭に置くのは早めの場面転換。特に打ち合わせなしでも、最近はこれができるようになったと確信できた。新しくお店に入ったベースアンプのゆとりのボリュームが個人的には頼もしく、演奏が気持ちよかった。そして今回のメインは峯さんことShigekazu MINE氏。ターンテーブルで古いタンゴをプレイしながら、おもむろにモジュラーに向かう。何年か前に一時的に流行したモジュラーシンセブームとは一線を画するような実験的な音の生成を観た。シングルトーンで反復させながらビートを絡め、ピッチを微妙に変えていく。音を鳴らしっぱなしにするのではなく、緻密に組み合わせようとする意思が伝わる真摯なプレイでした。
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