知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

施設職員って嫌なのかな・・・?

2009年11月20日 | Weblog
宿直体制的に、女子職員の数が足らなくなった等の理由があり、この時期に募集をしました。


毎年、秋から冬にかけて、職員募集をしますが、必ず数名は連絡が入ります。


ところが、今年はまったく・・・。

一応、地元のハローワークや新聞広告等にも出していますが、まったく・・・



こういう仕事がないという時勢でも、やはり施設に勤めるということは、勇気がいるのでしょうか?(じゃあ、今働いている日本中の方はなんなの・・?と言いたくなります)

2人ほど連絡がありましたが、面接後に相手側から断りの電話が・・・。


(結局、施設に勤める自信が持てない・・とか、なんとか・・・の理由で・・・。)


近隣の福祉系大学、専門学校等にも、卒業予定者や卒業後の就職未定者等に当たってもらいましたが、全然・・・・。

聞くところによれば、最近の福祉系の学校の卒業生は、こういった福祉系に就職しないそうです。

その理由は・・・?

まずは募集時期が遅い・・・(一般的には夏ごろに就職活動しますね。福祉施設は人員募集が新設以外は、非常に遅いです)
どんな仕事をするのか、不安が大きい・・・
3K、5Kと言われているほど、仕事がきついかも?
汚い仕事と感じる・・・等々・・・


確かにこういう理由は理解できる部分もありますが、じゃあどんな仕事だったらいいのか?と思いますね。尋ねてみたいです。


先日、東京都知事が「仕事を選んでいる」という意味のことを話していました。別にこの言葉に同調はしませんが、その傾向は確かにあると感じますね。



ハローワークに尋ねると、専門職のイメージもあり、何かの資格がいるのか?みたいにも聞かれるそうです。何もいりませんね。やる気だけです。


うちの施設でも、福祉系の専門大学出身の方もいれば、一般の大学卒、高校卒、中学卒、またいろんな仕事を経験してきた人、まるっきり違う職種から来た人・・・と様々です。

もちろん興味ややる気が出て、仕事をし始めてから、新たに資格を取る人もいます。



皆さんの施設では、どうですか?


一番の問題は、福祉系の学校で学ばれた方が、その専門知識を活かさずに、別のところへ行くということです。

最近、実習生でさえ少なくなってきました。学校から依頼はありますが、本人が途中で実習をやめることです(つまり、資格を取らないということですね)。



また、もうひとつの問題は、若い方の福祉離れですね。これは将来的に怖い問題ですね。

やたらと、施設や老人ホームは仕事がきついとか、汚い・・なんてあおっているTV番組やマスコミも問題です。見ていていく気になりませんよね。




10年前は、面接で落とさなければならないほどの募集がありましたが、たった10年ほどで、日本はこれだけ変わってきたんですね。悲しいことです。


ほんと、募集して人が来なかったら、どうしましょうか・・?真剣に悩んでいるところです。

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