知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

毎日入浴の始まりです。

2010年07月09日 | Weblog
一昨日から、夏季の毎日入浴が始まりました。


例年、この時期に(7月初旬から9月初旬まで)毎日入浴を行います。元々、利用者の方の人数も多く、本来ならば通年で毎日入れればいいんですが、職員体制やその他の理由から、少し無理があり、一日おきの入浴になっています。

夏は、作業等で発汗も多く、また何もしなくても結構ジメジメした気候の中では、気持ち悪いこともあります。今年は、非常に湿度が高い日が続いているため、早めに毎日入浴を開始しました。(例年は7月の第2週からが多いですね)



2つの棟があり、浴室は全部で(男女合わせ)4箇所あります。

古い棟には男女別に作られていますが、新しい棟(と言っても、もう14年経過しますが)の方は一箇所しかないので、午後の前半・後半に分けて男女別に入浴します。


普段でも、入浴には職員体制や安全面の配慮等、結構大変な面がありますが、これが毎日となるともっと気を遣う事が多いですね。


各居室の部屋朝礼時に、入浴準備を済ませて、浴室の脱衣場に(入浴準備をしたかご)を各自が持って来ます。人数が多いので脱衣場はいっぱいです。(ただ、夏場は更衣する衣類の量が少ないので助かりますが・・・)


また、暑さもあり、毎日浴室の浴槽に湯を張ることはせず、一週間の中で湯を張る日と、シャワーだけにする日を設けました。これは職員体制の問題もあり、職員の多い日は出来るだけ湯を張るようにはしています。(浴槽で発作が起きる方もいるため、注意が必要です)


それでも、お風呂(入浴)が好きな方も多く・・・特に男子の方は好きですね・・・毎日入浴を歓迎されているようです。



女子のほうは、どうしても浴槽からお湯を使ったりする方もして、一応毎日湯を張るようにしているようですね。


入浴は、毎日の生活の中でも、大きな生活リズムのひとつですね。

毎日入浴時は、出来るだけ普段とは違い、職員も援助の言葉がけを少なくして、気持ちよく入れるように心がけています。(通常は、若い方などは、少しでも入浴・・・洗体・洗髪の技術を身に着けてもらうように支援していますが・・・)



9月上旬までの、たった2ヶ月あまりですが、これから夏本番で暑さも増し、汗をかいたときは、入浴やちょっとシャワーを浴びることは気持ちいいですね。
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