知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

災害時の施設は・・・

2009年07月22日 | Weblog
昨日も豪雨のために、山口県の老人施設が大変なことになっていましたね。亡くなられた方には、ご冥福をお祈りいたします。


災害は本当に怖いです。

今回のような豪雨による災害、また地震による災害、台風によるものやもちろん火事もあります。



今日も、たまたま朝から避難訓練が行われました。(これは予定通りの訓練です)

基本的には、火事を想定して行っていますが、実際は今回のような災害の方が、対処方法としては難しい場合が多いと思います。



数年前に裏の山が豪雨のために一部崩れ、土砂が流れ込んできたことがありました。幸い、施設の建物までは達しなかったのですが、危険な場面を考え、その日は一晩、安全な場所で一夜を過ごしました。

利用者の方は、皆さん普段寝なれた自分の居室を出て、大きな部屋(30畳ほどあります)で20名以上が就寝したことがありました。大変な思いをしたことを覚えています。



最近は、そこまでの事象は起こりませんが、裏山が赤土なため、いつ再度起こるかは予想がつきません。火事に対する避難や消火訓練も、もちろん大切ですが、こうした災害に対する備え(職員側の心得や対策マニュアル等)を、常にしていかなければなりませんね。



思い返せば、阪神大震災の際も、神戸の方面の施設が大きな被害を受けました。うちの施設からも、数名の職員が応援に行きました。

地震は、その施設だけではなく、その地域すべてが被害に会います。ということは助けが必要なのは回り全部であって、その施設だけではなくなります。そうした場合は、出来るだけ自分の施設内で、対処出来ることも必要になりますね。


利用者の方は当然パニックに陥ることが考えられます。そのときは、職員は出来るだけ冷静に対応出来るように、常から心得ておくことも必要です(職員も一緒にパニクっていたら、目も当てられません)。



今回のニュースを見ながら、いろいろ考えてしまいました。




話は違いますが・・・
ちなみに、今日の皆既日食(施設の場所では、一部でしたが)は、残念ながら薄雲に隠されて、なんとか見えたかな?って感じでしたね。



コメント (2)
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