意味がわかると怖い話２９８３ 「質問」

「やっと明日は休日だよ～、今週も疲れた～」

「だな～」

「そうだ、最近知ったやつだけどさ」

「なんだよ？」

「心理テストみたいなのがあるんだよ、全部で10問！やってみない？」

「お、面白そうだな。やるやる」

「じゃあまず第一問な

『見本が並べられていない不思議な自販機で、あなたは飲み物を買いました。その飲み物の色は？』」

「うーん……透明かな？」

「なるほど、なるほど」

「何笑ってんだよ～」

「いやぁ、別に？じゃあ次な。

『深い森の中で、あなたの後ろを何かが通り過ぎました。それはなんでしょう？』」

「深い森……意外と人間とか？」

「ふーん？じゃ次。

『ある軍人の肖像画がありました。その人の身体には二ヶ所怪我した場所がありました。それはどこ？』」

「眼帯とかカッコいいし、目と胸かな」

「……」

「どした？」

「いや、別に……えっと次は……

『サンタクロースが男の子にサッカーボールと自転車をプレゼントしましたが、男の子は喜びませんでした。なぜ？』」

「足がないからじゃね？貰っても使えないんじゃ意味無いし」

「……次で最後にしようか……」

「おいおい、まだ4問だぞ？」

「……5問目……

『高層ビルから下を見下ろすと、男性が人を殺してました。あなたに気付いた男性は上下に手を振っています。なぜ？』」

「そんなもん、階数を数えてたに決まってんじゃん。あ、おい！なんで急に走りだすんだよ！待てよ、おい！止まらないと怒るぞ！」 

にほんブログ村