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《解説編》意味がわかると怖いコピペ577 「やっぱりそうなるとおもってたんや」

2011年09月30日 00時11分08秒 | 意味がわかると怖いコピペ
これまた非常に難解なコピペであるが、
特に最後の2行

「[あずさ@inet-osaka]
とても怖い話ですね。皆さん、何が怖いのかわかりますか? 言葉の意味よりもむしろ…。 」

これが更にややこしくしている。
一瞬「女性専用車両」か?とも考えたが
近鉄奈良線の女性専用車は朝のラッシュ時のみ。

在る方の独自解釈、
かなり長いが全文引用させて頂こう。


主人公の女性=あずさ。彼女は頭をリボンで結わえた女の子自身であり、またその子の母親らしき古めかしい女性でもある。

あずさ、彼女に母親はあったろうか。
勿論母をもたずに生まれてくる子供は有りはしない。
だが、本当の意味で、彼女は母親と共に甘えたい時期を過ごしていただろうか。

女性ばかりの電車の中、彼女が見たのはよりどりみどりの母性の世界だった。
あずさ「ああママは私を置いていく、どうしようどうしよう」
母に放置をされるのはいつもの事だったろうか。どうしようとはうつろに思いながらも彼女は安心しきっていた。走る電車の中、それ以上遠くに行くはずの無い自分の保護者。また、まわりには自分の理想や願望を具現としたような女性たちにあふれている。
ひょっとするとそこは彼女にとって、いつも以上に安心できる空間だったのかもしれない。
気が抜けたら、時間帯もあってあずさは眠くなってきた。
うつらうつらと首を揺らせば、誰かが寄りかかることを許してくれそうな気がした。

―話を切るが、どうにも書くのが辛い。だが私も結論を求めて2時間考えた身だ。私と同じように物語の軸を知りたい人のために、少しでも書かせて頂こうと思う。―

彼女は右に揺られた。押し返される。
(ああ、)
今度は左に揺られた。押し返される。
「ママ、ママ、ママ…」
嗚咽交じりの声で彼女は居場所を求めたのであろう。誰かに愛してほしかった、そんな願望が呼び声となってぽつりぽつりと彼女の口から零れ落ちる。
だがそのしずくを拾ってくれる当ても無く、ましてや本当に求めていたあの母は遠くに声も届かない。

そして女の子の隣に座っていたあずさが、例の男性の声を聞くことになる。
「やっぱりそうなるとおもってたんや」
これは彼女の父親の声に他ならない。(もしくはこの母子の事情に詳しい誰か、という事になる。ここでは最も可能性の高い父親ということで話を進めていく。)
そこで、あずさは目を覚ます。
隣にはこちらを見上げて微笑む少女が一人。
その笑顔が歪んで見えたのは他でもならぬ自身の心が歪んでいたから。…といってはいささか語弊があるようだ。
正確には、彼女の過去の経験や、あずさがふと眠ってしまったときに聞いた心の声が、一時的に彼女の心の鏡を歪めてしまったからという事になるだろう。
 そう、あずさはほんの一瞬夢を見た。
幼い日の母と自分、そして諭すように、また諦めを含んで聞こえたあの日の父の声。
それは父の声を借りたあずさ自身の、「自分がかつての母のように成長していた」事を伺わせる、深い落胆の悲鳴である。
あずさが浅いまどろみの中で聞いた父の声は、未だ消えやらぬ母への慕情と、今の自分への失望に重ねられた母への恨みの念であったのだ。

電車から飛び降りる。
車内は振り返れない。
彼女は自分の心の底に押し込めていた暗い部分に気が付いた。
当然それを認めくない。しまっておきたい暗い過去。
だが一度気が付いてしまった以上、彼女がそれを忘れる事は無い。

あの時、向き合わなければいけなかったのだ。

電車から降りたときに、真っ先に振り返って、少女を確認すべきであったのだ。
 少女は母に「またせてごめんね」と手を引かれ降りるところかもしれない。
 少女の隣に出来た空席に、「ねむくなっちゃったね」と母が座って膝枕をしてあげるのかもしれない。
 少女はこちらを向いて無邪気に手を振ったかもしれない。
 それらの光景を臨むのは限りなく希薄である。
 
 だが、例え振り返った先に何の変哲も無い光景が広がっていたとしても、
 それが彼女の妄念を電車と共に運で行って軽くしてくれたに違いないのに。

あずさが自分と真に向き合うのは―現在となると憶測のしようが無いが―まだ先のようである。

>>とても怖い話ですね。皆さん、何が怖いのかわかりますか? 言葉の意味よりもむしろ…。

振り返れなかった彼女が、


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