左翼の本音が参議院予算委員会で明らかとなった。仙谷官房長官の「自衛隊は暴力装置だ」発言は現場の自衛隊隊員の士気を削ぐ。いや「現政権はそんなものだと」思っている隊員の方が多数ではないか。入間基地での自衛隊支援者の発言内容に苛立つ防衛大臣や入間基地内で交通整理の隊員ともめ恫喝した松崎議員。あなた方は現場の苦労を知らな過ぎる。命がけで任務を遂行する隊員を何だと思っているか?仙谷官房長官がその答えを口にしてしまった。私が客先のロビーのテレビで国会中継を見ていた時の出来事だった。仙谷官房長官はいつもより元気がなくお疲れのようだった。故に注意力が欠如し本音が口から出てしまったようだった。失言した時の彼らしく「しまった」と言う表情がしばらくなくヤジにも反応が悪かったように見えた。
さすがにこれまでの人生を費やしてきた左翼思想が現実と乖離していると否応なしに実感させられているからだと思う。あれほど信じていた共産国のソ連は崩壊した後は中華人共和国に擦り寄ってきた人生だったと思われる。その「中華人民共和国が自分を裏切った」と感じ落胆し疲労感が重いのではとお見受けされる。
私が小学生のころ日教組の教諭と思える先生が「この中でお父さんが警察か自衛隊の人は立ってください」とあり、私のクラスには該当者がいなかった。その時この教諭が「これらの仕事をしているお父さんは悪い人です」と子供ながらに耳を疑う発言をしたことが、未だに忘れられない。浅間山荘事件の現場指揮官だった佐々淳行氏が著書でご自分の息子がそういう目にあい、その担任とやりあったと言う部分があり、過去が蘇った。そのような人生をお送りになった左翼思想の方は、現在現実との乖離とをどのように整合つけているのだろうか?
左翼思想の方々は今回の尖閣事件で中華人民共和国以外の擦り寄る共産国を見つけねば自分のアイデンティティーを維持できないのではないだろうか。残る東アジアの共産国はベトナムかラオスかいずれも中華人民共和国を仮想敵国としている国である。如何に左翼主義が寝言であったかそろそろお目覚めになってはいかがだろうか。
それとも国家とさえ認めていなかった「韓国」と「反日」で連帯した朝日新聞グループを真似るのか、見ものである。もっとも「時代だった」「あの時そうだった」「昔のことだから」など厚顔無恥な方々でもある。得意のフレーズ「総括」はご自分たちでやられたらいかがか?「自己批判」も。