晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

実践するドラッカー 思考編 / 佐藤等 / ドラッカー再び④

2020年12月06日 | 経営の本棚 ドラッガー

6日AM、はやぶさ2から分離されたカプセルが無事回収されました。
good!!!

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第424回(2020年12月7日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 実践するドラッカー 思考編 / 佐藤等 / ドラッカー再び④
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実践するドラッカーシリーズでは5冊の本が出ています。最初に出版されたのが、「思考編」と
「行動編」です。この2冊の本の重要ポイントは、セルフマネジメントの核は知識労働者がいか
に成長し続けられるかです。そのためにはどのような「思考」、どのような「行動」が必要なの
かについて書かれています。まえがきのⅴページに総論と各論の表が書かれているので参考にさ
れるとよいと思います。

この「思考編」では総論に関しては、
①知識労働者 知識労働者について理解する、
②成長 成長とは何かを知る、
について書かれています。また、各論に関しては成果を出すための考え方として、
①貢献 組織を通じて社会に価値を提供する、
②強み 強みを知って生かす、価値観を明らかにする、
③集中 真になすべきことを選ぶ最も重要な能力
について書かれています

以上の各項目を繋がりを明らかにしながらまとめると、以下のようになるかと思います。
総論 
①一人ひとりの知識労働者は自らの知識を用いて組織の成果を上げなければいけない。
②また、一人ひとりの知識労働者にとって仕事は自己を成長させる最高の道具である。
各論 
①一人ひとりの組織への貢献が組織の成果を生む。そのため、貢献に焦点を合わせ、自らな
すべき貢献は何かを自らに問わないといけない。
②強みとは個々人が持っている資質を磨いたものであり、自己の強みは何か、強みを発揮し貢献
できる場所は無いか常に問わなければいけない。その結果、強みは知識を貢献に変えることが
出来る。
③集中とは、一つのことを継続的に行うことである。その為にはインプット面では過去を廃棄し、
アウトプット面では手を広げすぎずに1つのことに集中する必要がある。

ご参考に目次とデータを記載しておきます。
目次
第1章 知識労働者として働く
第2章 成長するために
第3章 貢献無くして成果なし
第4章 強みを生かす
第5章 集中する力

データ
著者  :佐藤 等
出版社 :ダイヤモンド社
出版年 :2010年
定価  :1500円+税
外観  :(行動編と一緒に撮影)
 

井上 直久

コメント
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