晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

実践するドラッカー 事業編 / 佐藤等 / ドラッカー再び②

2020年11月01日 | 経営の本棚 ドラッガー

本ブログは10月10日に開設10周年を迎えました。(2010年10月10日開設)
開設時に何年続けられるかなと心配していましたので、よく続いたものと思います。
関係者の方々に感謝いたします。
今後のことはまだ何も決めていませんが、続けられる限りはと考えています。

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第423回(2020年11月2日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 実践するドラッカー 事業編 / 佐藤等 / ドラッカー再び②
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この本はドラッカーさんの事業に対して考えられていることがまとめてあります。
そして、ドラッカーさんの本の特徴は、「経営者に贈る5つの質問」の本にあるように、
質問にあると思います。
今回は質問を中心にまとめてみました。
そして、これらの質問に答えることは簡単なことではありません。

1.事業とは何か
2.われわれの事業とは何か
3.われわれの事業は何であるべきか
4.われわれの事業は何になるべきか
(本文中に4つの質問が記載されているわけではありませんので。)

1の「事業とは何か」は、事業の本質を考える質問。
2の「われわれの事業とは何か」は、現在の事業について考える質問。
それは、市場でのリーダーシップと強みについて考えることになります。
3の「われわれの事業は何であるべきか」は、会社の使命から事業を考える質問。
会社のスタート地点はあくまでの使命です。
4の「われわれの事業は何になるべきか」は、将来の事業について考える質問。
それは、製品のプロダクトライフサイクルと市場でのリーダーシップと
自社の強みと環境の変化(機会)を考えることになります。

以上でこの本のポイントを言い表せているように思いますが、
目次に従い、キーセンテンス・ワードを拾ってみました。
PART1 理論編
1.事業とは何か
  6p:価値変換プロセスである
  8p:事業の定義は環境、使命、強みの3つの要素からなる
2.顧客が事業である(事業のマネジメントとは何か)
  32p:事業の目的は顧客(価値)の創造である
3.マーケティングを問い直す(われわれの事業とは何か)
  69p:マーケッティングとは顧客目線で顧客言語で話すという思考習慣
4.イノベーションの可能性
  105p:マーケティングが企業の第一の機能、第二の機能がイノベーション
  111p:イノベーションは技術に限らない。新結合。
  114p:イノベーションの前提①体系的廃棄②継続的改善③成功の追求
PART2 実務編
5.事業を分析する
  155p:経営者が今日行うべき仕事
  158p:リーダーシップ
6.知識を強みに変える(強み)
  188p:知識が顧客の満足と価値において意味あるものでなければならない
  190p:差別化の源泉は知識
  193p:知識が行動の結果
7.事業機会を発見する(環境)
  214p:まず廃棄
  218p:機会を発見する7つのヒント
  222p:まず知覚
8.われわれの事業とは何か
  246p:事業の寿命
  250p:その定義は現在も有効か
  254p:成熟期を過ぎてからでは遅い

データ
著者  :佐藤等
出版社 :ダイヤモンド社
出版年 :2012年
ページ数:280p
表紙  :
 

コメント
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