晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

経営の本棚(22) 「IEという名の魔法の虫めがね」 井上眞

2016年04月03日 | 経営の本棚

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第283回記事(2016年4月4日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の本棚(22) 「IEという名の魔法の虫めがね」 井上眞
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本のタイトルの中にある「IE」とは、
「インダストリアル エンジニアリング(Industrial Engineering)」のことであり(頭文字を取ったものであり)、
「生産工学」とも言われます。

著者の井上さんは、日産自動車から、関係の販売店に出向され、自動車の法定検査等を行うサービス工場の生産性向上に努力されました。
この本はその時の、IEを用いた生産性向上・体質改善を活動をまとめられたものです。
最初は、IEという知らないものが出てきてとっつきにくい面がありますが、そこを過ぎると大変面白くておもしろくてたまらないものになります。
その理由は、IEにより「仕事を科学する」ことに共感するからだと思います。

この本をお薦めするにあたり、私が特に強調したい点は、
①IEを知らない方でも、この本を読めば、経営改善が出来そうと思って頂ける点と、
②何か「手を打たなければ何も変わらない!!」(本の表紙より)という点
です。 

IEは会社・現場の問題点を拡大して見せてくれる「魔法の虫めがね」です。
私も、会社での改善に生かしてみたいと思います。



                                                  井上三右衛門

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