三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

日英ネットシンポジウム

2010年01月25日 | 2010年
土曜日に国立スポーツ科学センターで開催された
「第6回JISSスポーツ科学会議」に顔を出してみました。

少々、風邪気味だったため午前中は休養を取り
午後の中盤からの参加となりました。
私が聞いたのは次のプログラムです。

【シンポジウム2】
「スポーツテクノロジー ―JISSの取り組み」
 慣性センサによる運動計測の可能性 市川 浩(JISS)
 映像システムの開発と練習への応用 吉田孝久(JISS)

 ⇒「eスポーツ」の将来の方向性を考えた時、
  この研究と重なる部分があるのではないかと
  興味を持って聞いていたのですが、
  肝心な部分で居眠りをしまって、
  ハッと目が覚めたら、ちょうど終わるところでした。
  (言い訳:学生時代から午後の授業は苦手ナンデス。)

 そうそう、先日、日本スポーツマンクラブで
 バンクーバー冬季オリンピックの団長を務める
 橋本聖子さんの講演がありました。

 ちょうど橋本さんからよく見える席だったのですが、
 この時もウトウトしてしまって、
 橋本さんには失礼なことでした。
 (言い訳:連日、徹夜気味だったので・・・)

 話題がそれました。

【招待講演3】
「UKスポーツ ワンチーム・ワンミッション
 ―2012年に向けて万全を期す」
 リズ・ニコル(UKスポーツ)

 ⇒1997年に英国に設立された「UKスポーツ」は
 エリートスポーツを統括する最高機関です。
 1996年のアトランタオリンピックで
 英国はメダルゼロと惨敗しました。

 これがキッカケで作られた組織ですが、
 その成果は、北京オリンピックのメダル47個、
 国別順位4位という大躍進に表れ、
 世界中から注目されるモデルとなっています。

 その仕組みの見事さもさることながら、
 女性の私として、さらに印象深かったのは
 最高執行責任者(COO)のリズ・ニコルさんが女性だったことです。

 日本では馴染みのないネットボールという競技で 
 ニコルさんは16年間、英国協会の最高責任者として
 「飛躍的な変革期に先導役を務めた」という実績があります。

 日本のスポーツ界も、
 実績を積んだ女性の起用をさらに期待したいですね。

【ネットシンポジウム】
「エリートスポーツにおけるUK 
 -日本のネットワークの可能性と成長」
(パネリスト省略)
 
 ⇒この日の会場となった北区のJISSと、
  日本スポーツ振興センター(NAASH)のロンドン事務所を
  ネットで結んでのシンポジウム。

  スクリーンに映し出されたロンドンの画像で
  2人のパネリストの間から置時計が見えました。
  時刻を見ると「8時5分前」です。
  私の腕時計は「5時5分前」。
  「なるほどグリニッジ時間だ」と納得しました。
  (どうでもいいことです。)
 
 いずれにしても、国立スポーツ科学センターが
 「国立」の威信をかけて(!)実施した
 日英を結ぶシンポジウムは、
 通信トラブルもなく無事に終了しました。

 今回が6回目の会議ですが参加者数は過去最高。
 多くの若手研究者の姿を会場で目にして、
 JISS業績評価委員としても、とても嬉しく思いました。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部代表
コメント
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