先週から心の隅に引っかかっていることがあります。
阪神の小林繁元投手急逝のニュースに関連して取り上げられた
江川卓氏のことです。
思いもよらない「空白の一日」をついて行なわれた
小林投手と江川投手のトレードは、
「日本プロ野球界の汚点」と語り継がれる
衝撃的な“事件”でした。
江川氏は訃報を聞いた後の記者会見で、
「自分の中で申し訳ないという気持ちは一生、消えないと思う」と、
その心情を語りました。
私は特に江川氏のファンではないのですが、
こんなコメントを口にしなければならない彼を
気の毒に思います。
「空白の1日」に奇策を弄してトレードに踏み切ったのは
球団(巨人軍)であって、彼ではないからです。
「プレイヤーズ・ファースト」という言葉があります。
プロスポーツ経営で大切にされるべき考え方です。
選手がいてこそのプロスポーツです。
この考え方からいえば、
選手に一生の負い目を感じさせるような判断を下した経営陣こそ
責任を痛感するべきです。
産経新聞の18日付朝刊はこう結んでいます。
「申し訳ないという気持ちは、
僕の中では終わっていません」
江川氏は目を充血させながら、声を絞り出した。
「空白の1日」という“事件”がなかったなら、
引退後も、もっと大きく羽ばたける人ではないかと
思っています。
===========================
三ッ谷 洋子
株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
法政大学スポーツ健康学部教授
スポーツビジネスコンサルタント
スポーツビジネスプロデューサー
地域づくりアドバイザー
WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
阪神の小林繁元投手急逝のニュースに関連して取り上げられた
江川卓氏のことです。
思いもよらない「空白の一日」をついて行なわれた
小林投手と江川投手のトレードは、
「日本プロ野球界の汚点」と語り継がれる
衝撃的な“事件”でした。
江川氏は訃報を聞いた後の記者会見で、
「自分の中で申し訳ないという気持ちは一生、消えないと思う」と、
その心情を語りました。
私は特に江川氏のファンではないのですが、
こんなコメントを口にしなければならない彼を
気の毒に思います。
「空白の1日」に奇策を弄してトレードに踏み切ったのは
球団(巨人軍)であって、彼ではないからです。
「プレイヤーズ・ファースト」という言葉があります。
プロスポーツ経営で大切にされるべき考え方です。
選手がいてこそのプロスポーツです。
この考え方からいえば、
選手に一生の負い目を感じさせるような判断を下した経営陣こそ
責任を痛感するべきです。
産経新聞の18日付朝刊はこう結んでいます。
「申し訳ないという気持ちは、
僕の中では終わっていません」
江川氏は目を充血させながら、声を絞り出した。
「空白の1日」という“事件”がなかったなら、
引退後も、もっと大きく羽ばたける人ではないかと
思っています。
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三ッ谷 洋子
株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
法政大学スポーツ健康学部教授
スポーツビジネスコンサルタント
スポーツビジネスプロデューサー
地域づくりアドバイザー
WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表