三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

バリアフリーは掛け声だけ

2010年09月23日 | 2010年
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よかったら院長先生の「心づくしの夕食」を確認してみてください。

さて、骨折した足首の骨の回復は順調です。
皮膚の方はまだ完全治癒とはなっていないので、
歩行する際につけている補装具の着装時間を
なるべく長くしないよう気をつけています。

ミーティングでは、周りの方には失礼して補装具をはずし
包帯の部分をむき出しにして、
蒸れないようにしています。

2週間ほど前から、
打合せなどで、地下鉄を使って都心に出かけていますが、
松葉杖使用者には本当に不便なまちですね。

今日も銀座線の青山一丁目駅で降りたのですが、
ホームから地上に出るまで10分かかりました。
事前に駅に電話してエレベーターの設置について聞いたのですが、
私が降りた浅草行きホーム側のエレベーターは
現在、工事中で来年6月に完成するということでした。

「どうしてもエレベーターを使いたい場合は、
隣駅の赤坂見附まで行って渋谷行きの電車に乗り換え
そこから戻ってきていただければ、
エレベーターがありますよ」

アンマリですよね。
インターネットで駅周辺を調べてみると、
エレベーターマークがついた出入口が一つだけありました。

帰りにそこから地下に降りてみました。
改札階で降りると、そこは都営大江戸線の改札。

上方の表示を見ると、
銀座線の黄色いマークの横に
「改札はあちら」の文字と、その先には上り階段が。


大学の授業で、車椅子利用者が街でいかに移動に苦労しているかを
山崎泰広さんに講義していただき、
頭では理解しているつもりでしたが、
実際に松葉杖で歩き回ってみると、
いかにバリアばかりのまちであるかを痛感します。

タイヘンといえば、バスの昇降もかなり苦労します。
「ノンステップバス」といっても、
ステップがあります。

車椅子使用者のように歩道から車内まで板を渡してくれると、
松葉杖使用者だけでなく、
乳母車や大きな荷物を持っている人にとっても
大助かりだと思います。

先日、気づいたことなのですが、
東京メトロは、ホームに優先席マークがついていません。
それほど費用がかかるものではないはず。

京王線や小田急線のように
優先席の位置が分かるだけでも安心なのですが・・・。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
「スポーツとまちづくり」アドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)代表
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