三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

この1年は・・・

2007年12月28日 | 2007年
カレンダーどおりにブログを書こうと思っているのですが、なかなか難しいですね。
風邪を引いたわけでもないのに、テーマが見つからずにちょっとサボりました。
年末です。今年のことでも振り返りましょうか。

Jリーグでは、浦和レッズがアジア王者として存在感を示しました。
さらに1試合平均、4万6千人以上を集める圧倒的な動員力は、世界のトップクラスです。
「ダサイタマ」と呼ばれていた埼玉に生まれた、最高級ブランドです。

鹿島アントラーズは、初代王者としての貫禄を見せました。
Jクラブと地域振興について講演をした時に取り上げた事例が
鹿島の町を活性化させたアントラーズです。

5年間もタイトルから遠ざかっていたので、
「そんなチームもあったっけ」などと思われないかと心配していたのですが、
ちょうどその直前にリーグ優勝を果たし、話の内容にも説得力が出ました。

嬉しかった経験の一つは、Jリーグ役員欧州視察で訪れたグラスゴーで、
中村俊輔選手が地元のサポーターにとても愛されているのを実感できたことです。
セルティックの試合の後、スタジアムから出てきた私たちに
彼らが手を振って「ナカ」「ナカムラ」と、嬉しそうに声をかけてくれました。

クラブのディレクターはこう評していました。
「中村選手は選手としてはもちろん、人間的に素晴らしい」。
Jリーグの一員として、日本人としてこれほど誇らしいことはありません。

プライベートでの大きな出来事は、
叔父の作家・久生十蘭(ひさおじゅうらん)の「従軍日記」を
講談社から出版できたことです。

没後50年という節目の年に間に合わせることができ感無量です。
昭和18年に記者として従軍した時に書かれた日記を私が見つけたものですが、
現代の私たちが読んでも違和感のない内容で、読物として面白いだけでなく、
資料としても高く評価されています。

「何か面白い本はないか」と手持ち無沙汰の方にはお勧めします。
“小説の魔術師”と呼ばれた作家らしい記述に引き込まれるはずです。

作家の姪として講演会や故郷の函館にも足を運び、
参加者に驚かれたり、喜ばれたりしました。
通常の仕事とは全く異なる立場には、少々の戸惑いもありました。

ファンが期待しているのは、私のキャリアでも経験でもなく、作家の姪という一点だけ。
喜ばれるのは有り難いと思うものの、自分を否定されるような思いにもとらわれます。

と、いろいろありましたが、まずは健康に1年を過ごせたことを神様に感謝しています。
また、このブログをご愛読してくださった皆様には、心よりお礼を申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えください。

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「5年がかりで育てた“戦略的アイドル” 『オグシオ』誕生の舞台裏」
  ◇ゲストスピーカー 銭谷欽治氏(日本バドミントン協会理事)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2008年1月9日(水)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 

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