三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

世界レベルのサッカー

2006年12月14日 | 2006年
昨日はサッカー「FIFAクラブワールドカップ」準決勝を見てきました。
ちょっと疲れていて、ブログを休み失礼しました。

すでに新聞やテレビでご承知のように
南米代表のインテルナシオナル(ブラジル)が、
2対1でアフリカ代表のアルアハリ(エジプト)を破り、
決勝進出を決めました。

インテルナシオナルの2点が、17歳と19歳のコンビであったことが
強く印象に残る試合でした。

この大会は、南米とヨーロッパのクラブチャンピオンが戦う
「トヨタカップ」が前身です。
Jリーグが開幕する前から、日本のサッカーファンには人気で、
チケットを入手するのがとても難しい大会でした。

ところが、昨年から6大陸のクラブチャンピオンによるトーナメント戦となったことで
観客動員にも大きな変化が出ています。

日本に馴染みのないクラブもあるため、
「Jリーグの試合よりレベルが高い試合なので、観戦しませんか」といっても
「日本が出てない試合なんて」と関心を示さないサッカーファンが多いのです。

日本サッカー協会では、開催地枠を設けて日本チームが参加できるよう
FIFAに再三、交渉してきましたが、残念ながら認めてもらえませんでした。

「日本チーム」や「日本人選手」にこだわるファンに対して、
オセアニア代表のクラブに短期間、日本人選手を登録してもらい
何とか興味の糸を繋げる工夫をしています。

昨年はシドニーFC(豪州)に三浦知良選手が、
今年はオークランドシティ(ニュージーランド)に岩本輝雄選手が加わっています。

岩本選手は2年ほどピッチから遠ざかっていました。
昨年だったか、たまたまNHKテレビを見ていたら、
彼が東海道五十三次を踏破する番組で、
古巣の湘南ベルマーレを訪ねているシーンがありました。

テレビのリポーターになったのかと思っていましたが、
岩本選手は番組で750キロを歩たら、傷めていた右足首の痛みがなくなり、
今回はプロ生活最後のチャンスとして「成仏したい」と語っています。

今日はもう1つの準決勝が開催されます。
ロナウジーニョのいるFCバルセロナ(スペイン)の登場です。
北中米カリブ海代表のクラブアメリカ(メキシコ)を相手に
どんな試合になるでしょうか。

岩本選手の所属するオークランドは、金曜日に
アジア代表の全北現代モータース(韓国)との試合が残っています。
また、注目の決勝は日曜日です。
この1週間は、世界レベルのサッカーを楽しんではいかがでしょうか。

ちなみに、昨日の試合の観客数は33,690人。
昨年の2万人台に比べると、とてもいい数字です。

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 

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