三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

アジア大会 女子選手の活躍の裏は

2006年12月12日 | 2006年
ドーハ・アジア大会も終盤に入り、各競技で熱戦が繰り広げられています。
今朝の産経新聞。24・25面の見開きページに掲載された5枚の写真すべてが
日本女子選手の活躍を伝えるものでした。

○サッカー なでしこ、北朝鮮と決勝
 (写真説明)韓国選手に囲まれた沢。攻守に活躍し日本を決勝に導いた

○レスリング 吉田100連勝 55キロ連覇 無敵生み出す真摯な心
 (写真説明)女子55キロ級決勝で吉田はスミルノワを下し
          大会二連覇と100連勝を果たした

○ゴルフ 宮里美香「銀」 男子団体4位
 (写真説明)追い上げて銀メダルを獲得した宮里美香

○ホッケー いざ北京へ 日本女子「バンザイ」大合唱
 (写真説明)香港に大勝。北京五輪出場権を獲得し、
       日の丸を振って声援に応える日本選手

○陸上 池田万感「金」 亡き父と森ちゃんのことを思い挑んだ
 (写真説明)走り幅跳びで6メートル81を跳び、
       日本に36年ぶりに金メダルをもたらした池田

陸上200メートルを連覇した末続慎吾も、
ヤクルトとの来季契約で「選手」として75%で妥結したプロ野球の古田敦也も、
写真なしでの扱いでした。

これだけ女子選手が活躍していることは実に喜ばしいことです。
ここで気になるのが、選手団の本部役員の女性の人数です。

JOC(日本オリンピック協会)のサイトには、
選手の男女内訳は出ているのですが、役員は内訳がありません。。

最近のオリンピックでは本部役員の男女内訳はこんな数字でした。
2000年のシドニーオリンピックは、10人中女性が1人。
ついこの前のアテネオリンピックでは、11人中女性が1人。

ちなみに、シドニーオリンピックのメダル獲得数は
男子5に対して女子が13。
なんと4分の3ちかい72%が女子のメダルでした。

アテネオリンピックの選手数は、男子141人に対し
女子が171人で、これは55%にあたります。
初めて選手数で女子が男子を上回って注目されました。

世界の舞台でこれだけ女子選手が活躍しているにもかかわらず
4年を経てもなお女性役員をたった1人しか起用しないJOCに
前時代の古さを感じます。

さて、今回JOCは女性役員を何人派遣したのでしょうか。
機会を見て調べてみるつもりです。

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スポーツ科学会議 | トップ | 世界レベルのサッカー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2006年」カテゴリの最新記事