三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

定本 久生十蘭全集

2009年02月02日 | 2009年
「何か面白い本はないかな~」とお悩みの皆様へ。
小説好きの方であれば、騙されたと思って読んでみてください。
「久生十蘭」(ひさおじゅうらん)の小説です。

以前、このブログでも取り上げたことがありますが、
熱狂的なファン(「ジュウラニアン」と呼ぶ)を持つ
明治35生まれの作家です。

没後50年を経て、
昨秋「定本 久生十蘭全集」(国書刊行会)の刊行が始まりました。

新聞や雑誌の書評にも、ボツボツ取り上げられています。
東京新聞の1月13日付夕刊コラム「大波小波」には
「08年の日本文学ベスト」と、思いがけない賛辞の見出しが躍りました。

現代小説、時代小説、ミステリー、SFなど多彩な作品を遺し
「小説の魔術師」とも呼ばれています。

昭和27年に「鈴木主水」で直木賞受賞。
ともに受賞した柴田錬三郎は、十蘭のことを「天才だ」と
十蘭の死後、夫人・幸子(私の叔母)に宛てた手紙に記しています。
(コレ、私が見つけました!)

30年には「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」紙主催の
第2回世界短篇小説コンクールに「母子像」で第1席となりました。
(戦後、国際的に評価された初の日本人小説家です。)

「全集」のパンフレットには、
そうそうたる顔ぶれの作家のコメントが並んでいます。

中野美代子、橋本治、堀江敏幸、三浦しをん、セシル・サカイ、
中井英夫、都筑道夫、澁澤龍彦、柴田錬三郎、向井敏、
実相寺昭雄、塚本邦雄、草森紳一、山田風太郎

A5判のサイズで、600ページを超す分厚さ。
まるで小型百科事典のようで、持ち歩くにはちょっと大変。
でも今どき珍しく布クロスの美しい装丁です。

肝心のお値段ですが、税込で9,975円。
大枚を出して、お釣はたったの25円!

「ちょっと高いな~」という方は
地元の図書館に注文する手もありますよ。
そうそう今日の朝日新聞、明日の読売新聞に広告が出ます。

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第203回実戦ゼミ◆◇◆
 「3シーズン目を迎えるFリーグ フットサル人口400万人を目指して」    
  ◇ゲストスピーカー:平塚 進氏
            (Fリーグ総務主事)
  ◇会場:アーリーズテラス(外苑前)               
  ◇日時:2009年2月4日(水)12:00~14:00
  ◇申込締切:2月2日(月)           
   ※この研究会は、企業・団体を対象にした会員制セミナーです。
    オブザーバーの参加も可能です。(参加費はお問合せください。)
================================
株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バーチャルとリアル | トップ | もう一つのブログ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2009年」カテゴリの最新記事