夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

カラッポ

2010-04-07 | Weblog
いつもカラッポになるまで唄うと言いながら

カラッポになった事など一度もないのが俺だ。

倒れるまで唄ったとしてもそれは体力の問題の話で

全てを出し尽くした事とは一切関係ない。

俺が言うカラッポは胸の内もしくは想いのたけを

歌と肉体を同化させて悔いなく吐き出すという事だ。

そんな事してたら身がもたないとわかっているが

そこまで行く事で見たい景色が見える気がしている。

もっと音楽なんだから気楽に楽しめば良いのにと

アドバイスを頂戴する事も時々ある。(苦笑)

バンドは瞬間的に過去のライブを越えて行く。

それが不可能なバンドなら此処に存在する意味はない。

リスクを負わず楽しむ為だけに時間を使うべきだろう。

しかしそれではあまりにも退屈で仕方ないのだ。

ならばあえてロックン・ロールにこだわらずとも良い。

1つ1つカラッポにして最後に何が残るのか

それが俺の歌だとしたら救いもあるのだが。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 転石ならぬ転倒 | トップ | 原点回帰 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (シンメトリ)
2010-04-08 09:40:49
難儀な人。

あまり意識しないよ、普通。

(普通ってなんだ?とか言われそうだけど)

あなたはやはり面倒くさい人ですね。

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事