夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

古い街並みと美術館

2009-11-15 | Weblog
午前中あくせく仕事をしまして

昼から部屋に引きこもりギターなんぞ鳴らしましたが

最近起きたトラブルのせいか精神的に乗らず。

しかし天気の良い日に引きこもるのも余計マイナスかと

佐倉の街並みを散策に歩き佐倉市立美術館に入館。

(大正7年に建築された旧川崎銀行を改築した美術館。)

入るなり一階エントランスでピアノとチェロの

コンサート真っ最中でありましてお客さんで一杯。

ハイソ気分でデザイナーズ・チェアに座って鑑賞(笑)。

天井が高いとアコースティックの響きが気持ち良い。

その後は二階の展示場にて佐倉出身の画家で

今も90歳で現役の櫻井慶治氏の作品を観賞する。

裸婦の画が半数以上を占めていたその中で

南房総を描いた「房総の春」が特に目をひいた。

この作品は平成16年となっていたから櫻井氏が

85歳の時に描いた油絵作品なんだね。

色彩を感じとるのに年齢など関係ないのがよく判るし

求め続ければ創作に終わりなど来ない事を教わる。

こうして知らなかった画家の作品に出逢えるのも

美術館巡りの醍醐味であり楽しさだと思うよ。

さて小腹が減ったから蕎麦でもたぐろう。

しばらく歩いて見つけた古い蕎麦屋の暖簾をくぐる。

昭和にタイムスリップしたようなその店内に

爺ちゃん婆ちゃんが仲良く一生懸命働く姿がある。

それだけで何だか鼻がツーンとしちゃったよ。

美味い蕎麦とぬか漬けご馳走さまでした。

最近涙もろいな俺・・・・・・歳かな(笑)。
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