俺は直球しか投げられないベテランのリリーフ投手。
直球勝負と言えば聞こえは良いがね。
味方のキャッチャーに届かなくなれば「おしまい」さ。
技術や経験を駆使すれば良いと周りは言うのだが
俺は元来の負けず嫌いで頑固者であるからして
いつまでも自分の直球が通用すると思ってる節がある。
間をとり、計算し、ましてや変化球が投げられない。
俺の投げ方でチームは年々と負け数を増やしている。
観客からリスペクトされなくてもかまわない。
投げたい球を投げさせてくれるチームがあり
精一杯の直球をミットに投げ込めるだけで幸せだ。
そんな俺の球を長年受けてきた女房役から
投げ方を変えてみるべきだとアドバイスされた。
一年でも長く投げたい気持ちはあるし
納得の行く球だって未だに投げられないままだ。
しかし俺はあくまで直球にこだわりたいと思っている。
それが叶わぬと言うのなら潔くユニホームを脱ごう。
そしてあの頃のように1人河川敷の壁の的に向かい
自分のベストピッチングをイメージしながら
ひたすら腕を振り続けよう。
記録や記憶など、どうでもよい。
俺は直球のたどり着く場所が知りたいだけなのだ。
直球勝負と言えば聞こえは良いがね。
味方のキャッチャーに届かなくなれば「おしまい」さ。
技術や経験を駆使すれば良いと周りは言うのだが
俺は元来の負けず嫌いで頑固者であるからして
いつまでも自分の直球が通用すると思ってる節がある。
間をとり、計算し、ましてや変化球が投げられない。
俺の投げ方でチームは年々と負け数を増やしている。
観客からリスペクトされなくてもかまわない。
投げたい球を投げさせてくれるチームがあり
精一杯の直球をミットに投げ込めるだけで幸せだ。
そんな俺の球を長年受けてきた女房役から
投げ方を変えてみるべきだとアドバイスされた。
一年でも長く投げたい気持ちはあるし
納得の行く球だって未だに投げられないままだ。
しかし俺はあくまで直球にこだわりたいと思っている。
それが叶わぬと言うのなら潔くユニホームを脱ごう。
そしてあの頃のように1人河川敷の壁の的に向かい
自分のベストピッチングをイメージしながら
ひたすら腕を振り続けよう。
記録や記憶など、どうでもよい。
俺は直球のたどり着く場所が知りたいだけなのだ。
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