夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

「歌」

2018-08-23 | Weblog
40年近く唄ってきてようやく「歌」ってもんがわかってきたよ。

曲を描く時には語りすぎぬように聴き手が自由に解釈しても良いように心掛けてきた。

それでだよ!

そこに俺自身がすっぽり抜けてたんだ。

居なかったの俺。

ただの歌唱。

ソウルなんておこがましい話しさ。

自分が描いた曲なんだけど今更ながら色々な解釈で唄えることに気付いた訳よ。

ゼロじゃないにせよ、そこに丸々想いをこめて唄うことはしてこなかったからさ。

どこか作者として作品に対して冷めた視線と感覚を持って唄ってたんだと思う。

前回のJamのランブリングス・ライヴとジョアンでのソロライヴで確信したんだよな。

聴いてくれたリスナーから1曲目から声が出てたと感想をいただいたんだけどね。

今までだってそこらの屁こいたような歌いかたのボーカルより3倍出てるわっ(笑)。

デカけりゃあ良いってもんじゃないけど。

これからは歌詞を唄うことがツラくなる瞬間が来るけど向き合って想いをこめるよ。

それが俺が描いてる歌だからさ。

うたうたいの孤独なミッションは続く。

そのうち死ぬんじゃねーか?

そんな俺ですが機会見つけて聴きに来て下さい。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする