夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

戯言

2016-05-26 | Weblog
死んだ婆ちゃんの口癖が信用は金で買えないだった。

昔は関東でトップクラスの酸素メーカーの創始者であった爺ちゃんを

陰で支えに随分と苦労かけられてきたから言葉に力があった。

昨年死んだ親父には仲間を何より大切にしろと教えられた。

親父の失速と同時に何人もの親父の「仲間」が掌を返し裏切った。

今もなお切なさと沸々とした怒りが俺の腹の中に留まっている。

そんな俺が信用も仲間も失った気分を味わった事が人生で二度ある。

先人の教えは自分の意志とは別のところで砕け散った。

所詮、他人は他人。

俺は俺。

思い込みや噂話に自分勝手なリサーチをして人を決めつけてくれた。

俺は幾つもの不条理を背負いながらそれでも生きていく。

明日が来れば良い。

そこに逃げ場はないけど。

ゴキゲンじゃないか。

俺は俺だけのロックン・ロールを信じ鳴らし続けよう。
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