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読書と旅行と柴犬のブログ
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書籍「グアテマラの弟 / 片桐 はいり (著)」

2017-09-01 19:42:49 | 読書の時間
書籍「グアテマラの弟 / 片桐 はいり (著)」★★★★★
出版社: 幻冬舎 (2011/2/9)
203ページ、各1.404円

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「グアテマラの古都・アンティグアに
家と仕事と家族を見つけた年子の弟。
ある夏、姉は十三年ぶりに
弟一家を訪ねる旅に出た。
まばゆい太陽とラテンの文化で、
どんどん心身がほぐれていく。
そして陽気に逞しく暮らす人たちと
過ごすうち心に浮かんだのは、
外国を知らずに逝った父、
家事にあけくれ続ける母のことだった。
旅と家族をめぐる名エッセイ。!。」

(出版社HPより)


片桐はいりさんと聞けば
あのアゴの張った特徴的な顔が
すぐに思い出される、
彼女が何を思い、どう行動したか
常に彼女の顔がチラつく。
すごく強烈な個性だ


「チャッカマンは売ってるけど、
たいてい火がつかないんだ」

大変な思いで日本から運んだ
チャッカマン、
飛行機ではアジア路線なら
ひとり1個までとか
それでも空港で理由も言わず没収とか
煙草を吸う人にはあれこれ
受難の元になっていて
よく笑い話で聞くけど、
弟が欲しがったチャッカマンの
オチのような一言。

あるだろうなと思った。

なんでも最悪を考えてしまうような主人公と
「特に欲しいものは思いつかななあ」と
いたってノンビリな弟、

グアテマラという
遥か遠い異国では
想像すら追いつかないことも起きてるが
もっと大きな視線で見れば
それほど違いはないのかもしれない。

テンポよく読めるので
あっという間で
すぐにもう一度読み直した。

2年前に行ったメキシコの隣の国
俄然,行ってみたくなった。

ラストのほうで、コーヒーいついて
書いてある、

グアテマラで飲むコーヒーは、すばらしくまずい、
これは13年前も今も変わらない。


彼女が最初に訪れたのが1993年で
13年後だから2006年も同様ということだ。
アンティグアには、オシャレなカフェが
増えているとトリップアドバイザーに
書いてあるので最近はちゃんとした店も
ありそうだけど、
彼女が飲んだコーヒーは
どこの店のも色の濃く出た麦茶味だったそうだ。


以前ラオスのコーヒー産地に行ったとき、
カフェが沢山あって
確かにコーヒー文化は根付いていると
感じたが、
ホテルの人に聞くと、
カフェでコーヒーを飲めるのは一部の人で
多くの人は家ではインスタントを飲んでるよと。

そういうものなんだろうな。

そしてまた検索すると
確かにコーヒー農園の現地ツアーもある、
なんかそこでテイスティングする
自分の姿も思い浮かぶ、

彼女がの文章がすごく身近に
感じるので自分もすぐに行けそうに
思えてしまうのだろう。

楽しい読書体験でした。

★100点満点で90点

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