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映画「英国王のスピーチ」主演男優賞はうなずけるが・・・。

2011-03-16 18:09:59 | ミニシアター系映画
「英国王のスピーチ」★★★★
コリン・ファース、ヘレナ・ボナム=カーター、
ジェフリー・ラッシュ出演

トム・フーパー監督、118分、2011年2月26日公開
2010,イギリス、オーストラリア,ギャガ
(原作:原題:THE KING'S SPEECH)



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「先ごろ発表されたアカデミー賞で
作品賞、監督賞、主演男優賞という
主要賞をほぼ独占した作品。
さあ、アカデミーのお墨付きの映画を楽しもうと劇場へ。」



現在のイギリスのエリザベス女王の父、
ジョージ6世が吃音症(どもり)だったことから
人前やラジオのスピーチが苦手だったが
兄に代わって英国王となったことから
第2次世界大戦開戦にあたって
国民を勇気づけるとても重要なスピーチをすることを
迫られるが、
言語療法士の助けを借りて障害を克服して
見事スピーチをやり遂げる。

スピーチが必要な場面で
ひきつるコリン・ファースの顔、
もう見てるこっちも緊張してくるが

やはりなかなか言葉が出てこず
散々な結果となる。


過大な期待の重圧が
彼をさらに追い込む様子も
違和感なく感じ取れ
演出も手堅い。



どもるのを克服するための
ユニークな療法を
それこそ真剣に行うその必死さが
余計と笑えるという
人間の残酷な感情をうまく利用して
小気味のいい作品に仕上がっている。



ラストのスピーチは
心の中で「ガンバレ!」ときっと
観客の誰もが応援しただろう、

たかが言葉、されど言葉
その語られる以上のことを伝える力がある。

自分自身も人前で話して
時々伝えようとしているもの以上の「何か」が
伝わったと実感したり
言葉の意味程相手には伝わらない瞬間を
目撃したりする、
どこが良かったのか、または悪かったのか
ほとんどその場では分からない、
けれど人と人が向かい合って
顔を見て話すとき
きっとその言葉以上の何かが伝わると信じて
話していることが多い。

そう思って話さなければ
自信をもって話すことができないなと
思っているからだ。
うまく話せてるかな
伝わってるかな
ときにドキドキしつつも
そんなそぶりなんか見せないようにして。

書店に行けば「話し方」の
ハウツー本が結構並んでいる
こんなの買う人がいるんだなと思いつつ
全く気にならないでもない、
それが王様として国民に話すなんていったら
主人公はどもることを治すため
治療師と友情を結び
なんとか難局を乗り切るが
ほとんどの場合はきっと孤独な作業なんだろうな、
その重圧って想像もできない。

映画はアカデミーの主要賞総なめっていうには
勲章が重すぎる感じだ、

この出来なら「ソーシャルネットワーク」と
監督賞と作品賞を分け合っても
良かったんじゃないかな。

★100点満点で75点

soramove
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ヘレナ・ボナム=カーターは主役こそあまり記憶にないが

最近助演で出まくってるかんじがする。

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