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映画「デザート・フラワー 」祖国から逃げ出し生きるという現実

2011-03-04 00:09:06 | インポート
「デザート・フラワー 」★★★★
リヤ・ケベデ、サリー・ホーキンス、
ティモシー・スポール、ジュリエット・スティーブンソン、
クレイグ・パーキンソン、アンソニー・マッキー出演

シェリー・ホーマン監督、127分、2010年12月25日公開
2009年,ドイツ、オーストリア、フランス,エスパース・サロウ、ショウゲート
(原作:原題:Desert Flower )





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「世界的なモデル、ワリス・ディリーの
自伝『砂漠の女ディリー』を映画化。
民族の風習と現在の常識のようなものを
考えてしまう、
ただ優しく見守られるべき子供が
過酷な現実に翻弄される、
どうすべきかは彼らがまず決めること、
けれど命をかける程の風習って
やはり考え直さないといけないだろう」



たいした予備知識なしに見た、
華やかなモデルの生活を手に入れるまでの
主人公のまさに波乱万丈の人生は
現在の女性の地位向上の運動に繋がっている。


この映画を見て
人間って強いなと思った、
そして美しい魂の輝きを
この映画で見た気がした。



生きにくい世の中だと言われるが
少し前の世界より
今の方が良いのだと信じたいし
信じられると思った、
そのことは気分を少し軽くさせてくれた。

祖国ソマリアから逃れ
ロンドンの路上生活から
スーパーモデルになった
幸運な女性という夢のような話。


けれど彼女にとっては
そんなことより部族の風習に従って
5歳でFGM(女性器切除)を受け
その事が彼女の人格形成にも
大きく影響している。
家族もその民間医術によって
命を落としている。

何してるんだろう、
今のこの現代においても
移住したアメリカやヨーロッパでも
彼女の民族の間では
相変わらず同じ様な事が行われているようだ。

人間は自分の弱い鎧の下
僅かなプライドをたよりに生きている、

その自分自身を信じるプライドが
持てなくなったら、
というより最初から持てなかったら
その人生は厳しいものだ、
だからこそ彼女が生きて祖国を脱し、
今自分の信念で運動を続けていることを知り
人間って強いなって
いいなって思ったのだ。



★100点満点で75点

soramove
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どんな言い訳も許されない。

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