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「真幸くあらば」東京国際映画祭2本目

2009-10-29 00:09:35 | 邦画
「真幸くあらば」★★★☆
尾野真千子、久保田将至 主演
御徒町凧監督、2009年、91分、2010年1月9日公開予定



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「出来心で家宅侵入をした男が
そこに居合わせた二人の男女を殺害し、
裁判では死刑が求刑され
男はその刑を受け入れた」



死刑囚には期限がない、
寿命の様にいつその日が来るかは
知らされず、ただ「その日」が必ず来ることだけは
事実として受け入れ、
残りの日々を生きてく。

殺害された被害者の家族などから見れば、
当然のことと思うだろうし、
殺人を犯して10年くらいで
刑を終えて普通の生活が出来ることには
違和感を感じる人も少ない。



それでもこの映画は罪や罰ということではなく、
死刑囚としての極限状態にあっても
「生きている」ことこそ大切なのだと
当たり前なことだけど強く訴え、
そのことを実感させてくれた。


こういうものはやはり映画でなければ
経験できない題材であり
その凝縮された2時間に
自分もスクリーンと向き合い、
まるで当事者のひとりのように感じることが
できるのは幸せな体験だ。

今回はこの映画の監督が32歳と若いのも
びっくりした、
そしてちゃんと
若い人にもチャンスがある日本映画界に
希望を見た。

映画としてどうだったかというと
「面白かった」と言い切れないけれど
それは題材が題材だからで、
ある意味「究極の純愛」という面からみれば、
感情移入は難しいが、なかなか良くできた映画といえる。

でも地味だからヒットしないだろうな、
製作者の話を聞いてしまったので
頑張って欲しいなと思わずにいられない。

★100点満点で70点


soramove
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監督が若くて驚いたが、作り上げた作品がしっかりした出来で、これも驚き。

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