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読書と旅行と柴犬のブログ
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「引き出しの中のラブレター」本当の気持ちはなかなかうまく伝わらない

2009-10-28 09:09:53 | 邦画
「引き出しの中のラブレター」★★★☆オススメ
常盤貴子、林遣都、中島知子、岩尾望主演
三城真一監督、107分、2009年、2009-10-10公開




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「伝えたくても伝えられなかった大切な想い。
誰もが引き出しの奥深くに眠らせていることがある、
ラジオのパーソナリティをしている主人公も
父親と疎遠になったまま亡くしてしまい、
その気持ちを抱えていたが、父親の遺品の中から
自分宛の手紙を受け取り、読めないまま
引き出しにしまっていた」



ラジオの番組の中で北海道の少年(林遣都)から
父親と祖父の仲が悪く、笑わない祖父を
どうしたら笑わせられるでしょうかというハガキが届き、
ラジオのパーソナリティの真生(常盤貴子)は
その解決方法をリスナーに問いかける、
そのあたりの描写は自分の仕事というものに
今のままでいいのかと揺れる心情が伝わる。


主人公の真生が突然、北海道へ行き
ハガキをくれた少年と会い、
彼の祖父を訪ねる行動に出たとき
なんでそこまでするのだろうと思った、
仕事としての関わりと、その行動に
違和感を持ちながら、これからどうなんるんだろうと
見守った。

仕事は自分の時間の多くを使うことを考えたら
本当に大切なものだ、
お金を得ることももちろん、自分を表現する手段でもある、
自分も含め常に今の自分でいいのかと
きっと時々は考えながら毎日を過ごしている、
だから主人公が「今の自分」でいいのかと悩む部分には共感できる、
何かを成し遂げたいと思いつつも
それが「何」なのか分からないのが現実だからだ。

この映画はラスト近くに意外な「落ち」が用意されていて、
それが映画を観終わったと爽やかな気分にさせてくれる、

このシーンを見るだけでもこの映画を見る価値があった。

北海道の海沿いの町、海の様子や
よく整備された教会までのアプローチの林、
そこに鳴り響く鐘、
こんな町も実際に行って見たいなと思った。

派手さはないけれどしみじみ良い映画だった。

★100点満点で70点


soramove
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役者じゃない人が演じるのは好きじゃないが、今回の中島知子(オセロ)は良い味を出していた。

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