韓国映画「イルマーレ」のリメイクは「スピード」コンビ

韓国映画「イルマーレ」のリメイクは「スピード」コンビ

アクション映画の名作「スピード」のコンビ、
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが再び共演するのは、
韓国映画の「イルマーレ」のリメイクだそうだ。

「イルマーレ」は派手な映画じゃないが、
イルマーレと名付けられた海辺の家のポストが、
未来と過去を結ぶおとぎ話であり、不思議なラブストーリー。

イ・ジョンジェが抑えた演技で、なかなか見所のある
映画だが、ハリウッド・リメイクとなると
もっと派手な展開が用意されるのだろうな。

サンドラ・ブロックは「スピード」以降、主演作はあるが
どれもいまひとつだった。
唯一面白かったといえば「デンジャラス・ビューティー」
キアヌはうまくキャリアを積んでいる。

この二人がどんなふうに、イ・ジョンジェ、チョン・ジヒョンの
役を演じるのか。モト映画が好きなので楽しみだけど、
まさかアクション映画に変わったりしないだろうな。
ちょっと心配。

余裕の演技よりすてきなロビン・ライト・ペン

「舞台よりすてきな生活」★★★
ケネス・ブラナー、ロビン・ライト・ペン主演

ケネス・ブラナーは画面に現れるだけで
「オレのうまい演技を見ろ！」と
全身が主張しているようで
どうも好きになれない。

映画館近くを通った時、あと5分で始まるのを見て、
結局見てから帰るかと映画館の暗闇に座る。

スランプの劇作家は子どもを描くことに
苦しむが、近所に越してきた女の子と交流することで
克服していく。でも子ども嫌いが一転して
好きでたまらなくなるあたりがどうも納得できない。

テンポ良く、コジャレた会話も
嫌味までいかないところで、面白く見ていたが、
作家の状況が良くなるにつれ、なんだか
消化不良を引きずったまま終わりを迎える。

唯一の拾いものは、共演のロビン・ライト・ペン、
しなやかで、芯が通っていて素敵な女優を見つけた。
ショーン・ペンの奥さんだそう。

水郷の町が舞台の映画が見たい

「北京バイオリン」★★★★☆　WOWWOWにて

50年くらい昔にタイムスリップしたような
烏鎮は水郷の町。上海へはバスで2時間くらい。
この2時間を是非体験してみたい。

映画の主人公とその父親は
バイオリンで名を上げるため、北京で
優れた先生に師事するべく、故郷を発った。

大作を撮るようになってもチェン・カイコー監督は
中国の古いものと新しいものを
わずかの時間で見せ、その落差にいろんなことを
考えさせられる。

そのたった2時間の距離は
何か新しい物や、人が価値があると言うものと、
誰かが取り立てて素晴らしいとは言わないが、
働き者の父とその姿をちゃんと見ている息子という、
ごく普通の幸せがあることを対比する。

クセのある登場人物も面白いし、
素晴らしいバイオリンの演奏もこの映画の
ハイライトだが、何より古い町並みをそっくり
そのまま残す、彼らの田舎の風景は
何より心に残る。

次はその水郷の町が舞台の映画が見たいな。