学歴による偏見みたいなものを無くそう、という主旨で発足した会の話を昔読んだことがある。
その会には、様々な学歴の持ち主が参加していて、「学歴社会を壊して、偏見のない社会をどのようにして作るのか」ということが真剣に話し合われるわけだけど、そもそもそのメンバー達は各々がどのような仕方で”偏見”を体験したのかを語る必要があるので、自分の最終学歴、出身大学を名札に書かねばならなかった。学歴を気にしない世界を作ろうとしている人々が、学歴を自分の名札に書くとはおかしな話だ。
ということが、その本には書かれていたのですが、僕はそれを最初に読んだとき、「なるほど本末転倒とはこのことだ、これはおかしな会だ」と思った。だけど、考えてみれば、これはおかしな会でもなんでもない。これから学歴による偏見のない社会を作りたいけれど、とりあえずその出発時点においてはそれぞれが学歴を名乗る、というのは別に全然おかしなことではない。現状を把握して、それから物事を推進していこうということだ。学歴排除といいながら学歴を名乗るとは笑止千万、という解釈はそのほうがおかしい。
だけど、僕は最初、著者の「笑止千万」という意見に与した。それは多分、その方が話としては面白いからだ。
著者がどうしてこのような文章を書いたのか、ということも同じ理由で説明できるように思う。「学歴廃止を謳う人々が学歴を名乗ることのおかしさ」ということを書くのは、たぶん「学歴廃止を謳う人々が学歴を名乗っても別におかしなことではない」ということを書くよりもずっと面白いのだ。
書き手というのは常に「こう書くと面白い」という欲望を抱えていて、読み手というのは「こう読むと面白い」という欲望を抱えている。そしてときどきその欲望は、テクストの論理性を無視すること、真実から目を逸らすことに繋がる。だから僕たちは何かを書いたり読んだりするとき、ある程度注意して物事を考えなくてはならない。面白いかどうか、ということは勘定に入れても中心にしてはならないと思う。
2006年11月18日土曜日
雨。
怠惰な一日にしてしまう。
夜、今日は気分がそうではないな、と思いながら、さらにトマトソースが異常においしかったせいでパスタを詰め込みすぎたお腹で夜12時くらいからエトワまでgreen e booksのパーティーに出かけるも、エントランスがPとYちゃんだったので、特に会場内に入る必要もないか、今日は元気ないし、ということで、中から出てきたNさんも含めてエレベーターの前で少し話をして帰ることにする。
1階のショップ99でお菓子を買って出てくると、メトロへ行く寸前のMちゃんに会い、しばらく話をしてから帰る。Sちゃんがフランスへ行ってしまったということでびっくりする。
3時半就寝。
2006年11月19日日曜日
7時半起床。
8時半にT君の車で松ヶ崎を出て、Mちゃん達を拾って、
10時に万博公園。すぐにSちゃんから電話がかかってきて、「どこか?」と聞くので、今駐車場に車をとめたところだ、と言っていると、「Hが電話するって」と言ってすぐに電話が切れ、ついでHさんから電話がかかってきて太陽の塔の下で落ち合うことにする。はやくも50人オーバーの団体行動を乱す僕ら。
11時頃から太陽の塔内部観覧。係りのおじさんの説明中に誰かの携帯が鳴り、誰だよ、というムードが流れたときに係りのおじさんが携帯をポケットから出してそのコールを切ったので、おじさんなのかよ、と一同大爆笑。
12時頃に変なレストランで昼食。
後、民芸館、ミンパク。
5時半ごろ松ヶ崎に戻る。
部屋で眠りそうになりながら、研究室へ行ったほうがいいかと考えていたのに、K亭でキムチ鍋+映画鑑賞会になる。
2006年11月21日火曜日
量子情報技術研究会1日目。
2006年11月22日水曜日
量子情報技術研究会2日目、を風邪で休む。
その会には、様々な学歴の持ち主が参加していて、「学歴社会を壊して、偏見のない社会をどのようにして作るのか」ということが真剣に話し合われるわけだけど、そもそもそのメンバー達は各々がどのような仕方で”偏見”を体験したのかを語る必要があるので、自分の最終学歴、出身大学を名札に書かねばならなかった。学歴を気にしない世界を作ろうとしている人々が、学歴を自分の名札に書くとはおかしな話だ。
ということが、その本には書かれていたのですが、僕はそれを最初に読んだとき、「なるほど本末転倒とはこのことだ、これはおかしな会だ」と思った。だけど、考えてみれば、これはおかしな会でもなんでもない。これから学歴による偏見のない社会を作りたいけれど、とりあえずその出発時点においてはそれぞれが学歴を名乗る、というのは別に全然おかしなことではない。現状を把握して、それから物事を推進していこうということだ。学歴排除といいながら学歴を名乗るとは笑止千万、という解釈はそのほうがおかしい。
だけど、僕は最初、著者の「笑止千万」という意見に与した。それは多分、その方が話としては面白いからだ。
著者がどうしてこのような文章を書いたのか、ということも同じ理由で説明できるように思う。「学歴廃止を謳う人々が学歴を名乗ることのおかしさ」ということを書くのは、たぶん「学歴廃止を謳う人々が学歴を名乗っても別におかしなことではない」ということを書くよりもずっと面白いのだ。
書き手というのは常に「こう書くと面白い」という欲望を抱えていて、読み手というのは「こう読むと面白い」という欲望を抱えている。そしてときどきその欲望は、テクストの論理性を無視すること、真実から目を逸らすことに繋がる。だから僕たちは何かを書いたり読んだりするとき、ある程度注意して物事を考えなくてはならない。面白いかどうか、ということは勘定に入れても中心にしてはならないと思う。
2006年11月18日土曜日
雨。
怠惰な一日にしてしまう。
夜、今日は気分がそうではないな、と思いながら、さらにトマトソースが異常においしかったせいでパスタを詰め込みすぎたお腹で夜12時くらいからエトワまでgreen e booksのパーティーに出かけるも、エントランスがPとYちゃんだったので、特に会場内に入る必要もないか、今日は元気ないし、ということで、中から出てきたNさんも含めてエレベーターの前で少し話をして帰ることにする。
1階のショップ99でお菓子を買って出てくると、メトロへ行く寸前のMちゃんに会い、しばらく話をしてから帰る。Sちゃんがフランスへ行ってしまったということでびっくりする。
3時半就寝。
2006年11月19日日曜日
7時半起床。
8時半にT君の車で松ヶ崎を出て、Mちゃん達を拾って、
10時に万博公園。すぐにSちゃんから電話がかかってきて、「どこか?」と聞くので、今駐車場に車をとめたところだ、と言っていると、「Hが電話するって」と言ってすぐに電話が切れ、ついでHさんから電話がかかってきて太陽の塔の下で落ち合うことにする。はやくも50人オーバーの団体行動を乱す僕ら。
11時頃から太陽の塔内部観覧。係りのおじさんの説明中に誰かの携帯が鳴り、誰だよ、というムードが流れたときに係りのおじさんが携帯をポケットから出してそのコールを切ったので、おじさんなのかよ、と一同大爆笑。
12時頃に変なレストランで昼食。
後、民芸館、ミンパク。
5時半ごろ松ヶ崎に戻る。
部屋で眠りそうになりながら、研究室へ行ったほうがいいかと考えていたのに、K亭でキムチ鍋+映画鑑賞会になる。
2006年11月21日火曜日
量子情報技術研究会1日目。
2006年11月22日水曜日
量子情報技術研究会2日目、を風邪で休む。