スミダマンのほのぼの奮戦記

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山種美術館

2022-10-27 06:22:07 | 建物

山種美術館はJR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番出口より徒歩10分。

開館時間は午前10時から午後5時(入館は閉館の30分前まで)

休館日 毎週月曜日(祝日は開館・翌日火曜日は休館)

入館料 企画展・大人1,100円

https://www.yamatane-museum.jp/

山種美術館の看板のために初代館長・山崎種二が、

日本画家・安田靫彦に揮毫を依頼した書。

現在は当館のロゴとしても使用している。

また、上のブルーのマークは開館50周年を機に世界へ向け

日本画の素晴らしさを幅広く発信していくことを目指して

新たにシンボルマークを製作した。

グラフィックデザイナーの佐藤章がデザインし、

横書きの「YAMATANE」と縦書きの「日本画」の文字を組み合わせた形です。

山種美術館は山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創立者である

山崎種二(1893-1983)が個人で集めたコレクションをもとに

1966年(昭和44年)7月、東京日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館した。

種二は「絵は人柄である」という信念のもと、

横山大観や上村松園、川合玉堂ら明治・大正・昭和の時代に活躍していた

画家と直接交流を深めながら作品を蒐集した。

一方、奥村土牛のように世に認められる以前から将来性があると見込んだ画家も支援した。

2代目会長・山種富治(1925-2014)は種二とともに安宅産業旧蔵の

速水御舟作品105点を一括購入したほか、

東山魁夷や加山又造と親しく交流して作品製作を依頼するなど、

さらなるコレクションの充実を図った。

千島ヶ淵に隣接した千代田区三番町への仮移転を経て、

2009年(平成21年)10月1日には当地渋谷区広尾に美術館を新築・移転してオープン。

年5、6回の展覧会を開催している。

なお、美術館は1F、B1Fで2F以上はオフィスビルとなっている。

当館はこれからも創立者の「美術を通じて社会、特に文化のために貢献する」という理念を継承し、

理想的な環境づくりと質の高い展覧会を通じて日本画の魅力を発信していくとのこと。

1階ロビーに併設のミュージアムカフェでは、

いちょう並木をガラス越しに臨む光あふれる空間で

特製菓子やヘルシーなランチを楽しむことができる。

和菓子は展覧会ごとに出品作品からモチーフを選んで製作する完全オリジナル。

青山の老舗菓匠「菊家」に特別にオーダーしている。

落ち着いた雰囲気の店内で美術鑑賞後のひとときが過ごせる。

今回の特別展「水のかたち」のポスター。

日本画に描かれた源平の世界、源平合戦図から

千住博の「滝」までが2ヶ月半の間、展示されている。

1階ロビーから地下1階の展示室へ行く階段の上の壁に大きな陶板の作品がある。

これは加山又造作画の「千羽鶴」(1977年・作)という作品が来館者を迎えてくれる。

当館では明治から現在までの近代・現代日本画を中心に

古筆、近代絵画、浮世絵、洋画などを含む、約1,800点を収蔵している。

岩佐又兵衛(官女観菊図)、椿椿山(久能山真景図)、竹内栖鳳(班猫)、

村上華岳(裸婦図)、速水御舟(炎舞、名樹散椿)の6点の重要文化財、

酒井抱一(秋草鶉図)などの重要美術品を所蔵している。

また、120点に及ぶ国内外屈指の御舟コレクション、

画家との親しい交流から誕生した質の高い

川合玉堂コレクション(71点)や奥村土牛コレクション(135点)。

そして横山大観、下村観山、上村松園、鏑木清方、小林古径、安田靫彦、

前田青邨、川端龍子、東山魁夷など、近代・現代日本画を語る上で

重要な画家たちの代表作品を数多く所蔵している。

展示室内は原則撮影禁止だが、なぜかこの作品だけは写真撮影OKだった。

この作品は小林古径(明治16年-昭和32年)作の「河風」大正4年32歳の時の作品である。

地下展示室内のミュージアムショップでは「くらしにアートをとり入れる」を

コンセプトに作品をモチーフにしたオリジナルグッズを数多く取り揃えている。

10月6日(木)-12月4日(日)、次回の特別展覧会

没後80年記念「竹内栖鳳」の予告ポスターです。

関心のある方は山種美術館へどうぞ!

 


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