スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

直島のアート作品 パートⅡ

2023-04-08 06:03:05 | 建物

直島銭湯「I  ♥  湯」

直島の海の玄関である宮浦港すぐそばの狭い道に面して建っている直島銭湯「I♡湯」。

2009年7月、アーティスト大竹伸郎が手掛ける実際に入浴できる美術施設の銭湯としてオープンした。

直島島民の活力源として、また国内外から訪れるお客様と直島島民との交流の場として

つくられた銭湯はエキセントリックな外観はもちろんいたる所に大竹伸郎の世界が反映している。

この建物はRC造、大竹氏が得意とするスクラップブック手法が3次元となって現われている。

ご覧の様に看板が女性の形、ゆのネオンサイン、ヤシの木、船底、外壁面の植栽、

そしてカラフルなオリジナルタイルなど様々なオブジェが組み合されている。

新ためてこの個性的でハチャメチャな外観意匠をご覧下さい。

入口に入ってすぐ番台がある。

地域との協働として施設の運営はNPO法人直島町観光協会が行なっている。

ここでは大竹伸郎デザインのオリジナルグッズ、オリジナルTシャツ、タオル、湯桶などが売られている。

尚みに営業時間は13時から21時。

鑑賞料金は自販機販売で660円だ。

この銭湯のプロジェクトブロデュサーの大竹伸郎は1955年(昭和30年)、東京生れ、直島では

1994年シャプヤードワークスをスタートに家プロジェクト「はいしゃ」2006年、自由の女神オマージュなどがある。

こちらが女湯の入口。

話題の銭湯とあって見学者が多い。

脱衣室のディスプレーも他の所とは全くイメージが違う。

額に入った象関係のことは後程に。

これが女湯の明るい浴室、浴槽。

特に浴槽床のデザインをよく見ると江戸時代の浮世絵、

春画などが描かれており、かなりきわどいデザイン構成だ。

又、洗場の蛇口が凝っている。

しかもなんとなく色ポイ。

ヤルナーという感じだ。

見学者は女性の方が多かったが、この方は特別カラフルで目立った。

最初は銭湯の関係者の方かと思ったが、盛んにシャッターを押していたので一般の方だろう。

さすがアートの島 直島の旅人といった光景だ。

こちらは男湯の脱衣室。

基本的にデザインコンセプトは女湯と同じだと思うが、

モノクロの一昔二昔前の映画の写真が年配者には郷愁を誘う。

「マダムスキャンダル 10秒死なせて」

五月みどり 風祭ゆき 超意味深!

こちらは男湯の浴槽、浴室。

女湯とは大きな違いはないが、やはりなんとなくムズムズしそうなデザインだ。

入浴してしみじみ浴床を見るとどんな思いを感じるかしら?

男湯の蛇口のボタンは女湯より一層色気を出していた。

当然か!

トイレの便器も凝ってますネー。

こちらは洗面所の洗面器。

デザインコンセプトはトイレと同じ。

右横の「欲望」というタイルは何を意図しているのか?

壁に掛けられたこのポスター何かセクシーというよりはちょっとグロテスク。

そして当浴場の極めつけ、男湯と女湯を仕切る壁に象が!

名は定子というそうだ。

島民や来島者が銭湯に親しみをもてるように誰にでもわかりやすいものが必要であるという大竹の思い

「愛され活力が生み出す公衆浴場を」を思う存分表現している銭湯だった。


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