語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

   冒険4      

2008-06-02 01:45:35 | 冒険
   まず、このブログにコメントをくださった方々、ありがとうございます。

   コツコツは、大好きなのでホームページ共々、少しずつ頑張っていきますので、

   これからもよろしくお願いします。



   僕らは、「お魚ホイホイ」

   を仕掛けると、近くの探索に出かけた。

   両手を広げバランスをとりながら(雨が続いたのでしたが柔らかい)あぜ道を進んだ。

   まだ植えたばかりの稲を見たり(稲の苗かな?)

   タニシがゆっくり、本当にゆっくりと田んぼの底に絵を描いていく様子を、

   ふたりでしゃがんで、じっと観察したりした。

  

   風は相変わらず、けっこう強くて、冷たい。 

   僕はもう一枚上に羽織ってこなかった事を後悔した。

   息子に「寒くない?」と聞くと、「寒くない」との返事。

   でもいつも妻がやってるように、ほっぺたを触ってみるとけっこう冷たい。



   僕らはリュックの置いてあるところまで戻ると、サンドウィッチが包んであった布を

   大きい方を彼に、小さい方は自分に・・・

   首に巻いてスカーフにした。う~ん、暖かい。まあ、僕はちょっと小さいけど・・・。

  

   さて、武蔵野線の鉄橋まで行く予定なので、そろそろ出発しなければ。

   僕らは、釣竿を上げてみたけれど、ミミズが付いたままで何の変化もない。

   竿を持ってしばらく「つり」をしてみたけれど、やっぱり「浮き」はピクリともうごかな。

   やっぱりえさが悪いのか?

   まあ、今日は形だけと言う事で、かんべんしてもらおう。

   今度は、ちゃんと釣りだけのために来よう。

  

   さて、「お魚ホイホイ」も上げてみよう。

   「そーっとひもを引いてあげてごらん」と息子に言うと、

   小さい声で「そーっと、そーっと」と言いながら、引き上げ始めた。

   それなりに、一応ドキドキしていたんだが・・・。

   入っているのは、金魚のエサと石だけだった。

   家の池でためした時は、飼っている金魚が全部かかったのに・・・。トホホ

   でも僕らは特にがっかりする事もなく、次の目的地に向かった。           

   冒険において、いちいちがっかりしたり、後悔していたら、先に進めないのだ。

   大切なのは、教訓として自分が学び、次に生かすことだ。



   僕たちふたりは、次の目的地に向かって、ホームレス仕様の自転車を押しながら、

   200m先に見える江戸川の土手に向かって歩いて行った。

   さて、江戸川の土手には、どんな危険が待ち受けているのか・・・?



                      また次回





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