新聞やテレビで、授業のようすが取り上げられているのを見て、
1年生から6年生、そして中学まで、
今日見学したのは、
自分で考えたあと、みんなでディスカッションします。
3年生は、「子どもの権利条約って知ってる?〜今の自分と向き合おう〜」
4年生は「10歳のハローワーク〜LSWの視点から〜」で、自分の「今」「未来」「過去」を知り、10年後の自分の未来を描くことがテーマですが、
子どもたちが、真剣に「困っている子」に向き合っていて、感動でした。
「心の傷」を放っておくとどうなるのか、
ぜひ実際に見てみたいと思っていた、
大阪市立生野南小学校の公開授業に参加しました。
8年間の「国語教育」の上に実践してきた「加害、被害、傍観者をうまない命の安全教育」。
1年生から6年生、そして中学まで、
切れ目なく「命」「性」「人権」を学んでいくプログラムのうち、
小学校での実践を体験しました。
今日見学したのは、
全4回の授業の3回目でしたが、
授業を見てビックリしたのは、
どの教室も、本当にすべての子どもたちが参加し、
よく考えて、積極的に発言していたこと。
1年生の「たいせつな こころとからだ〜プライベートゾーン〜」で使われていた教材
自分で考えたあと、みんなでディスカッションします。
2年生は「みんなむかしはあかちゃんだった〜いのちのルーツをたどる〜」
生まれてから1歳になるまでの育ちを学びます。
3年生は、「子どもの権利条約って知ってる?〜今の自分と向き合おう〜」
子どもの権利条約40条の中から、事例を使って、
奪われている権利についてグループで話し合っていました。
4年生は「10歳のハローワーク〜LSWの視点から〜」で、自分の「今」「未来」「過去」を知り、10年後の自分の未来を描くことがテーマですが、
この日は「障がい者理解教育」として「考えよう みんなの凸凹」という授業で、
さまざまな特性を持つ仲間とスポーツ大会をするとき、どんな配慮が必要かを話し合う授業でした。
子どもたちが、真剣に「困っている子」に向き合っていて、感動でした。
5年生は、「愛?それとも支配?〜パートナーシップの視点から〜」で、
恋愛の始まりと数年後を比べて、
●スマホを勝手に見る
●ライン連続投稿
●束縛
●夢の押し付け
などの具体的なケースについて話し合っていました。
「はじめは『好き』だけど、だんだん『支配』に変わっていく」ことに気づいていく子どもたちの発言がすばらしいと思いました。
6年生は、「家庭について考えよう〜結婚・子育て・親子関係」がテーマ。
この日は、「心の傷」についてでした。
「心の傷」を放っておくとどうなるのか、
どうすれば癒やすことができるのか、
をディスカッションしていて、
まさに「生きる教育」だと感じました。
どの学年でも、
自然にディスカッションできているのが、本当に感動でした。
たくさんの研究と実践があふれた資料は、
並々ならぬ実践の成果がまとめられたすばらしい内容でした。
覚悟を決めてやればできる…かもしれない、という期待を胸に、
資料いっぱいいただいてきました。
市内の学校の先生たちに報告会をしたい気持ちです。
報告②、近々書きます。