10時から、2年目になる「阪南市立学校あり方検討委員会」を傍聴しました。
昨年度は、
議員なのに傍聴?と思われるかもしれませんが、
議員は、聞けばいろいろ答えてもらえますが、
聞かないことは報告さえないことが多々あります。
あと、会議録や議事録、事業報告ではなかなかリアルなやり取りやニュアンスがつかめないので、
関心ある会議や審議会などは、
日程が合えば行くようにしています。
昨年度は、
さまざまな学校のあり方(小中一貫校や特例校、インクルーシブ教育、学校選択制など)について、
メリット、デメリットなどが話し合われ、
中間報告もまとめられていました。
変わって今年度は、
児童数や各小学校ごとの教室数、
隣接する学校と統合した場合の教室の充足数といった、
リアルな整理統合をイメージさせる資料ばかりで、
昨年度話し合った「学校のあり方」とは天と地のような内容の違いに、
びっくりしましたが、
委員のみなさんからも同じような発言がありました。
そんな中、
「もともと財政の観点からの『あり方検討』だったと思いますが」という発言(そのままの言葉ではないかもしれませんが)があり、
後ろから頭を殴られたくらいショックを受けました。
え?
子どもに関わるさまざまな課題を解決するための、これまでの学校のイメージを一新するかもしれない「あり方検討」ではなかったのですか?
と、手を上げて質問したかったです。
そのために、
昨年度、さまざまな学校のあり方についての意見交換をしたのでは?
ただ、その委員さんは、
●スタートは「財政」だとしても、だからといって「一律に」「数字合わせのような」統合である必要はない
と続けられたので、すこしホッとしました。
阪南市で1番新しい校舎を持つ学校の先生からは、
●老朽化した校舎でも使えるかもしれないが、新しい校舎は、子どもたちに「意欲」を与えてくれ、プラスになる。
●「学校そのものの魅力」は、移住定住につながりうる。
●市はどこまでホンキで「魅力ある学校(にする)」のためにやるのか。
という発言があり、その通りだと思いました。
行政職員の委員以外の各委員さんの発言は、それぞれもっともでしたが、
今日の意見を今後に本当に活かしてくれるのか、
不安な今日の委員会でした。
今日は、傍聴して、
これまでの自分の「阪南市の教育が変わるかもしれない」という希望は、甘かったなあと実感しました。
とりあえず厳しい現状が見えてよかったです。
よかったのかな?