鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2012.冬の取材旅行「平泉~足利~佐野」 その5

2013-02-26 05:57:35 | Weblog
◆災害発生時に動く各部門の責任者を、可能な限り実名で入れること。その担当者に当事者意識を持ってもらうと同時に、迅速に対応できるよう平時から準備しておくことを促すのが狙いだ。◆災害現場の第一線に立つ実務担当者は、お互いが顔がわかり、密接に連携できる関係でなければ、災害発生時に何の意味もなさない。◆業界に限らないさまざまな職種の人たちと交流することが重要である。◆平時から、考え得る最悪の事態を想定して、それに対する準備やマニュアル化、そして訓練をしておくことはもちろん重要だが、それらはすべてリアルでなければ意味がない。◆「HELP」の声が聞こえない、見えないのは、そのこと自体が「HELP」のサインと捉えるべき。◆非常時では、調査結果の精度よりも、いち早くそれを把握して救護活動に生かすスピードこそが重要だ。◆食うや食わずの避難生活を余儀なくされている被災者を前に、それはだれだれの仕事だと、自らの活動を自己限定するほどナンセンスなことはない。◆医療に従事する者の至上命令は、「救える命を全力で救う」ことに尽きる。◆災害救護の現場に必要なのは、次々に現れる問題に対し、「べき論」(「こうあるべき」「誰がやるべき」)を唱えることではなく、「どうするか」「どうしたらできるのか」と救護者一人ひとりが知恵を絞り、みなで協力して実現可能な解決策を生みだすことである。◆救護チームの活動は、地元の医療関係者の理解が得られないと成り立たない。◆チーム全体としての活動方針やコンセプトは、つねに明示しておくよう心掛けること。◆行政を動かすには「具体例」をあげて「低姿勢」で対応すること。◆災害対応のキーワード五つ。①事前の準備②逃げない心③客観的視点④コネクション⑤コンセンサス◆災害救護活動で最も重要なのは、救護チームを支えるロジスティック(後方支援)である。※ほかに印象に残った言葉。◆誰かがやらなければならないのなら、自分たちで知恵を絞ってやるまでである。◆災害救護の現場に、「数が揃ってから配る」というお役所的発想は不要である。 . . . 本文を読む