鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

映画『郡上一揆』(神山征二郎監督)について

2007-02-25 14:48:13 | Weblog
 昨年の春頃から、一週間に一度、土曜日か日曜日に、映画鑑賞をしています。といっても映画館に行くのではなく、職場からの帰り道に、本屋の2階にあるレンタル・ビデオ(DVD)の店で、名作といわれている作品を借りて、妻と一緒に鑑賞するのです。きっかけは、昨年春に、HDD・DVD・ビデオ一体型レコーダーを買ったこと。まず黒沢明監督の全作品(店に置いてあるもの全て)、それから小津安二郎監督の全作品(同じく店に置いてあるもの)、次に黒木和雄監督と山田洋次監督の比較的最近の作品、クリント・イーストウッドの作品などを観て来ました。始めて10ヶ月になりますから、ざっと50本近くの作品を観ている勘定になります。先週の土曜日(2月18日)には、神山征二郎監督の『郡上一揆』を観ました。神山さんの作品は初めてだったのですが、時代考証が行き届き、真っ正直で堅実な、てらいのない演出がされた作品で、私は「傑作」だと思いました。今まで、このブログでは映画を直接取り上げたことはなかったのですが、今回は、その『郡上一揆』を取り上げてみたいと思います。 . . . 本文を読む