うてん通の可笑白草紙

江戸時代。日本語にはこんな素敵な表現が合った。知らなかった言葉や切ない思いが満載の時代小説です。

幕末のお江戸を時代考証!

2013年11月22日 | ほか作家、アンソロジーなど
山田順子

 2010年8月発行

 坂本龍馬・勝麟太郎・新門辰五郎...そして、『JIN‐仁‐』の南方先生も歩いた江戸の町の仕組みとは?
 高視聴率ドラマ「JIN―仁」の時代考証作家が、幕末の江戸をリアルに再現。町並み、人々の暮らしぶり、制度などが実際どうだったのかを検証。

第1章 小石川の水戸家屋敷
第2章 湯島の旗本屋敷
第3章 本所相生町二ツ目の長屋
第4章 下谷の西洋医学所と医学館
第5章 吉原の遊廓
第6章 猿若町の芝居小屋
第7章 浅草の火消し・新門辰五郎
第8章 日本橋の醤油倉
第9章 築地の坂本龍馬、赤坂の勝麟太郎

 文章に添え、年表や江戸切り絵図、イラストでの家屋や暮らしぶり、衣服など、正に江戸の生活・仕組みを克明に再現した一冊。
 更に、大人気ドラマであった「JIN―仁」が、江戸で足を踏み入れた場や、出会った人々なども説明している。
 手にした時点では、「JIN―仁」の時代考証・背景も描かれているとは知らなかったのだが、読み進めると、一般的な江戸の生活・仕組みよりも、更に親しみが持てた。
 また、「JIN―仁」の時代考証秘話も含まれていて面白く読めた。流石に時代考証家だけあり、まるで江戸を生きてこられたかのように詳しい。
 読み易く、気になる一冊。


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